講演料90分200万円…橋下徹氏におおさか維新が“怨嗟の声”
■ドケチ知事と変わらぬエゲツなさ
実際のところ、どうなのか。窓口の橋下氏綜合法律事務所に問い合わせると、担当者はこう言った。
「今年度は90分まで200万円で講演をお受けしています。現在は、おおさか維新の公職にありませんので、どこの党とか団体ということに関係なく講演料として一律いただいています。きょうは自民党の方のところに行っておりますし、特定の候補・政党に投票するよう働きかける応援演説とは違い、あくまで講演です」
事務所は公職に就いていないと言うが、橋下氏はおおさか維新の法律政策顧問を務めている。顧問料も支払われているだろう。おおさか維新の利害関係者なのは間違いない。
「確かに、橋下氏には現在も顧問をやっていただいています。顧問料ですか? 橋下綜合法律事務所との間でどういう契約になっているのか、把握している者が本日は出張しておりまして、金額について事務局としては把握していないのでお答えできません」(おおさか維新の会事務局)
顧問料の原資には政党交付金も含まれる。それなのに、維新の候補者から200万円ものカネを取るのが道理に合うのかどうか。橋下氏は最近、舛添都知事の公金流用を批判して清廉さをアピールしているが、カネへの執着でいえば、とても舛添知事のことを言えた立場ではない。