先月の中頃、人によっては応援とも煽りとも解釈できそうな、記事を書いた。一応補足しておくと、記事の趣旨は応援にあたるもので、そのことは本人にも伝わっている。
シェアハウスであり、駆け込み寺でもあり、創造空間でもある、そんな「居場所」となり得る空間を作りたいという思いが込められた、「ハイパーリバ邸」プロジェクト。
この記事から一か月強、進展はあったのかと調べてみると、難航を経て意外な展開に。
予定メンバーの辞退、契約上の危機という噂
設立メンバーになる予定だった東大生が、一身上の都合で辞退したらしい……そんな噂が俺の下に飛び込んで来たのは、去る5月13日の夜だった。うーん、それは一大事。
その上、フリーランスを主体とした物件探しは難航している様子で、辞めたり倒産するリスクはあるにしても、その辺りは会社員や公務員の「信用力」には到底及ばないらしい。
それから一週間を経て、ようやくブログに現状報告と追加募集の記事が載った。
募集が2名、4LDKの一戸建て物件を交渉中らしい……ということは、当初予定の7名から減らしたのか、それとも別の加入者を見つけたのか、いずれかということだろう。
と、この記事中に現時点で決まっているメンバーが記載されていた。
ゲスい話でプロブロガーのイケダハヤトさんにも面白がられてる女性ブロガー、朝日新聞にも取り上げられるウェブサービスを作った優秀なプログラマー、外苑前の高級料亭で管理職をしている板前、都内で会社員をしながら物書きになるべく努力してる中間管理職、そして私、みやもを合わせた5人が住人として確定しています。
意外なことに、いつの間にか賃貸契約ができそうなメンバーに近づいている。
ところでこの「都内で会社員をしながら物書きになるべく努力してる中間管理職」という響き、どこかで目にしたような表現だ。あれはたしか、俺がよく知っているブログ記事。
それもそのはず、このブログのプロフィール記事には、先ほどの一文と似たようなことが書かれている。何しろあの一文は、他でもない俺の記事を引用したものだからだ。
何を隠そう、俺は「ハイパーリバ邸」の設立プロジェクトに加わった。
会社を辞めたり仕事を変えることだけが、必ずしも生き方を変える手段と決まっているわけじゃない――変えるのは、反対側でもいいはずだ。
これからやることがたくさんあるし、呼びかけることもいくつかある。
今のところは会社員が異色の存在というそんな環境で、今までにない今を試みて、まだ見ぬ道へと進む。
うん。
そんなところだ!