蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学サッカー 順大・米田&名古ゴールが競演 静岡学園高先輩・後輩コンビ2016年5月20日 紙面から
第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)で首位と勝ち点3差の6位につける順大。そのキーマン・コンビは高校時代から先輩後輩の間柄だ。静岡学園高出身の2人、本来はともにアタッカーのMF米田隼也(3年)とFW名古新太郎(2年)は刺激を与え合う存在であり、ゴール数で他方に負けたくないと互いに強く意識する。このところの試合ではボランチを務めている名古が前線に戻り、そして、そろって得点を積み重ねていけば、優勝がグッと近づいてくる。 (関孝伸) MF米田は対戦相手の守備陣にとって非常に厄介となるゴールパターンを持つ。主戦場とする左サイドから中へとドリブルで切れ込む。止めようとチェックに来る相手選手をスイスイとかわしてから、右足インフロント気味のキックで巻くようなカーブをかけ、鮮やかにゴールネットを揺らすのだ。 かつてのイタリア代表のスター、FWデルピエロが同じように左サイドからのシュートパターンを持ち、彼が得意とするエリアは「デルピエロ・ゾーン」と命名された。それをもじり、米田のそれも「ヨネ・ゾーン」とひそかに呼ばれる。 そんな米田が今季初得点を挙げたのは第6節だった。つまり、5戦ノーゴールが続いた後にようやく決めたことになる。 「点が取れなかった試合でもシュートのところまでは結構行けていました。相手は研究しているようでしたけれど、そこは余裕で大丈夫でした」 ドリブルで切り崩すことはできたが、肝心のシュートがなかなかうまくいかなかった。相手の対応が上だったわけではない。自身の問題だった。 「悪い癖です。シュートを決めたい思いが強すぎて、打つ瞬間に冷静さを欠くというか、力んでしまうんです」 シュートを突き刺す技術は備えているが、それを発揮できないシーンも目につく。本来の技術を得点に直結させるべく、懸命の自主練などで課題の克服に励んでいる。 今季に臨むにあたっては、個人のアピールの場にもすると強く決意したという。チームを優勝争いに導くのはもちろんだが、現在は漏れた格好になっている、全日本大学選抜チームに入ることを自らに課す。 「なんでこいつを選んでいなかったんだろうと思わせるようなプレーをしなければいけないと考えています。そこは常に意識している部分です」 全日本大学選抜には高校から後輩の名古が入っている。それだけに、選出は先輩としての絶対ミッションなのだ。 「まずはリーグ戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたいと思います」 「ヨネ・ゾーン」からのゴール量産を遂げ、リーグで傑出した存在になる。それがチームの飛躍にも結果的につながる。 ◇ 1・5列目タイプの名古は今季、自らが得点することにこだわり、自分の一撃でチームに勝利をもたらそうとの思いでリーグ戦に突入した。順大の浮沈の鍵を握るアタッカーの一人であるのは誰もが認めるところで、これまでに2ゴール。しかし、ここ2戦はチーム事情によってボランチの位置に入っている。 この先の起用法は不透明だが、自身は「2桁得点を目指していますし、前めのポジションでやりたい気持ちはもちろんあります。でも、(ボランチを経験することで)プレーの幅が広がります。勉強になって、今後の自分に役立つと思います」と、前向きにとらえる。 「自分がトップ下をやっているときなどに感じるのは、(後方に位置する)ボランチにできるだけ前を向いてプレーしてほしいということです。ボランチがいかに前を向けるかによって試合の展開が変わってくるので、そこを意識しています」 攻守にわたってのかじ取り役としてはゲームの流れを読む目が肝要になるが、その部分はもともと得意という。「先を予測して相手よりも少しでも早く動いたりするのがサッカーのおもしろさの一つです。うまくいったときは楽しいです」と、充実感もにじませる。 ただ、この状況はあくまでも一時的なこととしてとらえている。選手としての幅を広げた“アタッカー名古”が爆発する日をしばし待つ。 ◆主将のひと言▽DF矢部純也主将「試合中に集中力が欠けてしまうことが多くて、勝ったり負けたり(3勝1分け3敗)の不安定なチームになっています。僕自身は故障などで今は試合に出ていませんが、ピッチの外からでも声をかけて集中力を保てるようにしたいと思います。球際での弱さも出ているので、そこは練習から厳しさを求めていきます」 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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