公用車でラブホテル 被災地支援の武雄市職員
風俗店から女性呼ぶ
2016年05月20日 21時24分
熊本地震の被災地支援に派遣された武雄市の30代の男性職員が、公用車でラブホテルに行き、風俗店から女性を呼んでいたことが20日、分かった。市は「支援に水を差し、被災者に不快な思いをさせる行為」として、職員を処分する。
市総務部によると、職員は2日から9日まで熊本県西原村に派遣された。6日の勤務後の午後6時半ごろ、武雄市の名前が入り、被災地支援のステッカーを張った公用車で熊本市内のラブホテルに行き、デリバリーヘルス(無店舗型風俗店)から女性を呼んだ。目撃していた被災者が10日、武雄市に連絡した。
市が調べたところ、職員は「寝られずストレスがたまっていた。女性は何もせず帰した。軽率な行為で申し訳ない」と事実関係を認めたという。
市総務部は「公務員としてモラルを欠き、信頼を失墜する行為。被災者の方に不快な思いをさせ、おわびしたい」と謝罪している。懲罰委員会で協議して処分を決める。