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「ファイト・クラブ」の原作者、新作映画の制作費をクラウドファンディングで募集中

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「Chuck Palahniuk(チャック・パラニューク)」は、映画化されカルト的人気を博した『ファイト・クラブ』の原作者。現在そのPalahniukによる小説『Lullaby(ララバイ/2002年刊行)』の映画化が進められているのだが、Palahniukとプロダクションチームはその制作費をクラウドファンディングの「Kickstarter」で募集中。通常大手企業などがスポンサーとなり制作される映画だが、クライアントの意向に映画の内容を大きく左右されることも映画界での悲しい常識。Palahniukらはそのクリエイティブ面で他者の影響を受けない作品作りのために、資金を一般のサポーターからのクラウドファンディングで集めることに。対象となる小説『Lullaby』は、全米で複数の賞を受賞したフィクション。ジャーナリストである主人公が、自分の子どもの突然死、そして他の乳幼児たちの死の原因を調べていくうちに、死んだ子どもたち全員が聞いていた子守唄(ララバイ)に辿りつく。"culling song"と呼ばれるその子守唄にまつわる真相を追ったストーリーだ。

Palahniuk、プロデューサーの「Josh Leake」、監督「Andy Mingo」の呼びかけと共に250,000ドル(約2700万円)を目指しスタートしたこのクラウドファンディング。献金の特典は金額よって異なり、制作現場のアップデート、サイン入りグッズや映画に登場する小道具、脚本のPDFコピー、映画のデジタルダウンロードのほか、エンドロールに自分の名前を載せたり、映画制作に関わる"バーチャルプロデューサー"になることもなど可能。募集期間は日本時間の6月17日午後3:45まで。映画は今年10月頃からの撮影が予定されている。参加・詳細はこちらよりチェックしよう。