授業料ゼロ、24時間オープンのエンジニア養成学校がシリコンバレーに登場
集まれ! 世界を変えたいヤツ。
IT起業の聖地といわれるシリコンバレーに、授業料ゼロ、24時間オープンというエンジニア養成学校「42」が登場しました。しかもこの学校、先生もいなければ教科書も授業もないんです。
この驚異的な学校を創設したのは、フランスの起業家グザビエ・ニール氏。保有資産1兆円といわれる大富豪です。
しかし、そんな夢のような学校があるのなら誰だって入りたいですよね。18歳から30歳までなら、学生時代の成績は関係ないそうですし。
なんて気軽に応募してはいけません。申し込んだら最後、なんと4週間連続、休みなしで課題が与えられ続けるんです。42はこの選抜方式を「Piscine」と呼ぶのですが、意味はフランス語で「プール」。志願者はまず巨大なプールに叩きこまれ、這い上がったものだけが入学できる、まさに地獄のセレクションなんです。
実はこちら、2013年にパリで作られた学校のシリコンバレー版なのですが、その際の志願者7万人に対し、合格したのはわずか890人。とんでもないスーパーエンジニア養成学校なんですよね。
以下は公式動画ですが、Twitterのジャック・ドーシー、Snapchatのエヴァン・シュピーゲル、Slackのスチュワート・バターフィールドなどIT界のビッグネームが登場し、42を絶賛しています。
シリコンバレー校では、当面で1万人の学生の受け入れを予定しているとのこと。
たしかに信じられないほどの厳しさですが、凄まじい腕のエンジニアが輩出されることも容易に想像できます。世界に遅れを取らないためにも、日本にも似たような施設ができるといいですよね。
image by 42 on YouTube
source: 42 via Twitter
(渡邊徹則)
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