[PR]

 東京都港区のレインボーブリッジで、高さ約120メートルの支柱の頂上に登ったとして、警視庁がドイツ人の少年(19)とウクライナ人の少年(18)を建造物侵入の疑いで現行犯逮捕していたことが東京湾岸署への取材で分かった。2人とも「景色の写真を撮りたかった」と話しているという。

 署によると、少年らは5月14日午後5時40分ごろ、レインボーブリッジの歩道の柵を乗り越え、メンテナンス工事用に組んだ仮設の足場に侵入。作業員用の通路(幅約70センチ)を歩いて高さ120メートルの支柱の頂上まで登った疑いがある。

 頂上にいる2人を通行人が見つけ、110番通報したという。現場は立ち入りが禁止されている場所で、日本語と英語で書かれた看板が出ている。ドイツ人の少年は短期滞在の旅行者で、日本に住むウクライナ人の少年は釈放されたという。