最後の質疑応答で質問が多いセミナーって、参加者の理解度が高いなって感じませんか?
最近セミナーで色々工夫しています。その中間報告をします。
ノウハウ提供型
最初のセミナーでは、アンケート用紙に感想や気付いたことだけを書いてもらうスタイルにしました。
アンケート中に質問を促しましたが、ほとんど質問は出ませんでした。
懇親会だとたくさん質問が出るんですけどね。
せっかくだから参加者との共有のためにセミナー中に質問してもらったほうが良いのですが、なかなか出ない様子でした。
理解度テスト型
別なセミナーでは、(※前回のセミナーとは内容が異なるので、純粋な比較ではないのですが)アンケート方針を変えて、理解度テストをしました。
テストと言っても○○を取引するメリットはなにか?程度の簡単な質問3項目です。
しかも回答はメモを見てもいいし、わからなければ講師に直接聞いてOK。
ですが、この理解度テストが効果が大きかったです。
質問が30分近くあって、尽きることがありませんでした。
しかも常連さんではない、受講者さんが
「みなさんの意見が聞けてとてもよくわかった」
「私は付いていけない気がしたけど、皆さんのレベルも分かってよかった」
「自分では気が付かない質問を出してもらえてよかった」
ということで非常に満足感を得られていたようです。
この件で、その人の理解度を促進するためには、アウトプットしてもらうのも有効なんだと思いました。
実際に紙に書こうとすると、はてなんだっけ・・・と頭を回転させます。
そうすることで、疑問が湧いてきてその場に質問を答えてくれる人がいるからすぐ聞ける。
こういう環境を提供できれば非常に有益じゃないかと考えました。
必要な人ばかりではないですが
もちろんこれが100人全員に通用するものではないと思っています。
独りで黙々とやれる人、聞いた内容を100%理解して取り組んで成果を出せる人はいますからね。
そういう方は、ご自身でやれば良いんじゃないかというのが私の意見。
でも人間そんな人ばかりじゃないので、やっぱり集まるということは断片的な情報を整理して、新たな気付きから発想を得るというのは面白いものじゃないかと、こう思います。
線で繋がると面白い
実際のところ、私自身この相手に理解してもらうことにいろいろ試行錯誤していて、
・アウトプットしてもらいたい
ということと、
・アンケートに理解度テストを書く
というのが全く繋がっていなくて、昨日仲間にこの件を話したら
「それって一緒じゃないの?」
と初めて気が付いたくらいです。
点と点が線でつながった。
この繋がるという気付きも、一人じゃ気が付かなかったことです。
まとめ
理解度テスト型が満足度が高く、さらに理解できていないことが明確になるため質問も出やすいことがわかりました。
また、セミナーで質問が来ないのは、理解度の他にも主催者側の誘導のスキルが必要だということがわかりました。
質問が来ないと嘆くのではなく、質問させるように理解度テストのような題材を投げて、相手が自主的に動いてくれるようにすればよかったということですね。
また一つ勉強になりました。