ビル・エバンス
タバコをくわえて、ピアノを弾く姿がカッコイイ。しかも、2つの鍵盤(ピアノはスタンウェイでエレキピアノはフェンダーローズ‼︎どちらも最高峰の鍵盤楽器だ。)を使いこなすという写真。楽曲は一言でいうと「沁みる」。
ローランド・カーク
楽器が何本も絡まりあったジャケット。そう、ローランド・カークはサックスを何本も同時に吹くかなり変わったサックス奏者だ。プレイもジャケの通りグロテスクだが、凄まじいテクニックも持ち合わせた奏者でもある。(さらにフルートを鼻で吹く)
アルバート・アイラー
フリージャズのジャズマンの中でも異色の存在。おそらく、このサックスは金属の部分が通常ではあり得ない方向に曲がっている。ちゃんと吹けるのだろうか?安心してほしい。彼は一度たりとも「ちゃんと」サックスは吹いていない。一度聴いてみるとわかる。
カウント・ベイシー
セロニアス・モンク
あえて、バンドではなくソロ作品を選んだ。パイロットは本人をイメージしたもの。わたしが彼に抱く印象は「喧嘩が物凄く強そう」というものだ。ずんぐりとした体型からは予想のつかない斬新でどこかセンシティブなプレイが持ち味のピアノ奏者である。
マイルス・デイヴィス
ジャズアルバムの中でも一番好きなジャケット。アブドゥル・マティ・クラーワインという画家の作品だが、ジャズ以外のミュージシャンのジャケットデザインもすごく好きだ。楽曲もジャケのイメージとぴったりである。
サン・ラ
なにを感じているのだろう。彼は地球人ではない、土星人である。本人が言うのだからそうなんだろう。ジャズ界でもかなりカルト感が強い人だ。彼の率いるアーケストラ(Arkestra)も一度聴いて頂きたい。衝撃的な楽曲が多数ある。地球の音楽ではない。
ホレス・シルヴァー
Tokyo Blues: Rudy Van Gelder Edition/Remastered
日本人がジャケットにでてくる作品は珍しい。しかも和服の女性たちだ。両手に華といったところか。それと、彼の作曲する曲がすごく好きだ。他のアーティストが演奏している曲でも、ピンときたら彼の作曲であることが多い。
ジョン・コルトレーン
個人的に思い出深い一枚。ジャズを聴き始めたときに初めて買った。当時、ビッグバンドでバリトンサックスを担当していた自分はジャズサックスといえばコルトレーンだった。このアルバムはメンバーにジェリー・マリガン、ペッパー・アダムスという2人のバリトン奏者が加入していて、少し違った雰囲気のアルバムでオススメしたい。
トニー・ウィリアムス
野生感溢れるジャケット。イメージ通り、体に刻まれたリズム体現するような内容となっている。を体に刻まれ彼のドラミングは凄まじいの一言。荒々しいフレーズが多い印象だが、そのグルーヴ感は申し分ない。彼のシンバルを叩き割るかのような叩き方がとても好きだ。
エディ''ロックジョー''デイヴィス
アルバム名が面白い。このアルバムに参加しているメンバーは全員濃ゆい。顔も濃ゆい。サックスの音色、フレーズも濃ゆい。4人の掛け合いはもっと濃ゆい。ロックジョーのニックネームは岩のようなアゴからきている。
バディ・リッチ
いかついおっさんがレーシングカーに乗っている。いかついおっさんの超絶技巧を是非聴いてほしい。所々にいかついおっさんの掛け声が聴こえる。楽曲もレーシングカーのようにスピード感たっぷりの内容となっている。
最後に
以上、厳選したジャズアルバムをまとめてみた。どれもビジュアル、音楽ともに素晴らしいものばかりなので、是非聴いて頂きたい。