【カイロ=溝田拓士】19日未明に地中海上空で消息を絶ったパリ発カイロ行きのエジプト航空804便(エアバスA320型機、乗客乗員66人)について、エジプト政府はフランス、ギリシャ両政府や米海軍と協力して捜索を続けているが、難航している。
エジプト民間航空省は同日の声明で、ギリシャ当局が地中海上で複数の浮遊物を見つけたとしたが、その後、「ギリシャ当局から、同便の残骸ではなかったとの連絡を受けた」と説明した。ロイター通信によると、ギリシャ・クレタ島から370キロ南の海上で救命胴衣などが見つかっていた。
一方、AFP通信によると、ギリシャ当局の管制官が首都アテネ付近を飛行中の同便と交信した際、故障などについての報告はなかった。ギリシャのカメノス国防相は記者会見で、レーダーから消える直前の同便が不自然に旋回した後、「高度約3000メートルまで急降下した」などと述べた。
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