数百GBが無駄に?OS XでiPhotoから写真.appに移行した人が見逃しがちな超巨大重複ファイル
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750GBもあるはずのMacBookのディスクが、どうも手狭だなあと不思議に思っていたんです。
何か大きなファイルをたくさん保存しているわけでもないのに、ディスクの空き容量が不相応に少ない。
思い当たるところを調べてみたら、ありました! 超巨大な重複ファイルが。
iPhotoから写真.appに移行した人が見逃しがちな重複ファイルについてご紹介します。
OS X用標準の写真管理アプリiPhotoは、2014年10月リリースのOS X Yosemiteで写真.appにその座を譲りました。
iPhotoの写真を写真.appに移行する際には専用の処理が実行されます。
処理後に特に何かそれっぽいメッセージが表示されるわけではないので、これまであった写真のライブラリがうまいこと写真.app用に変容を遂げたのだと解釈するのが普通です。
しかし、実際にはiPhoto用の写真ライブラリから写真.app用の写真ライブラリに複製が作られるだけで、iPhoto用の写真ライブラリはそのまま置かれているのです。
所在場所は「/ユーザ/ユーザ名/ピクチャ」。リスト表示で見てみると、「iPhoto Library」の方は、ご丁寧にも種類が「Migrated Photo Library」(移行済みの写真ライブラリ)となっています。
僕の場合は、iPhotoの写真ライブラリの容量は290GB。長きにわたり290GBもの容量を無駄にしていたのかと思うと、やるせない気持ちになります。
この移行済みの写真ライブラリ「iPhoto Library」は削除して大丈夫ですが、心配な人はバックアップを取っておくといいでしょう。
中身を確認したい場合は、「iPhoto Library」をCtrl+クリック。コンテキストメニューを表示し、「パッケージの内容を表示」を選択。
すると、中身が表示されます。写真は「Masters」フォルダの中にあります。
こんな見逃しをする人も少ないかとは思いますが、はてブロでおなじみOKP @iamadog_okp さんもiPhotoの600GBもの写真ライブラリをそのままにしていたそうなので、結構見逃している人もいるのかもしれないな、と思い今回エントリにしてみました。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
@hitoriblog そういえば私もiPhotoのライブラリ削除してなかったことに今気付きましたw
— OKP (@iamadog_okp) 2016年5月15日
iPhotoから写真に乗り換えて1ヶ月も経つのにライブラリサイズは600GBと589GBで未だiPhotoの方がデカいという… 消そう
— OKP (@iamadog_okp) 2016年5月15日