昔、知人の外国人がこんなことを言っていました。
日本人って納豆みたいだね。
みんな同じ、無個性の豆の固まりなんだけど、よくよく見ると一粒一粒微妙に違う。
でもみんなくっつきすぎて、ネバネバして、その内全部腐っちゃう。
なんだか苦しそうだね。
日本人は相変わらず、納豆みたいみにネバネバにくっついて、腐りながらも、なんとか生活を維持していくだけ。
アドラー心理学「嫌われる勇気」は日本人の潜在的欲求を代弁している
最近どこの本屋さんにいっても「嫌われる勇気」が山積みにされています。
最近は隣に続編ともいえる、「幸せになる勇気」もセットで山積みにされています。
私は人気の本は読んでみることが多いのですが、この本に関しては読む気になれませんでした。
「またこの手の本か。こんな本読んでも変わらないよ。だってみんなやらないもの。ふーん、で終わって、またいつものパターン、日常に戻っていくだけ。」
ただの理想論で終わって、実生活を変えることはできない。
実行に移そうとする人はほとんどいないから。
だからこんな本がいくら出ても変わらない。
そんな冷めた目で見ていました。
発行部数100万部突破が意味するもの
しかし、本屋で山積みにされていたこの本の発行部数が100万部を突破したらしいこと、そして続編の幸せになる勇気も売れ行き順調らしいということ、が気になりました。
今までこの手の本はちょくちょく出てはいたけれど、これ程注目されるようになってきたのはここ数年だと思います。
私はアナ雪の歌が日本で異例のヒットをとばした頃から、「自分らしさ、自分軸を取り戻したい」という欲求を自覚している人が増えてきているな、と感じていました。
でも実行に移す人は100人いたら5人位だけだろうから、まぁ結局変わらず、ありのままに~生きられない社会、は続いていくのだろうと思っていました。
しかし、この本の発行部数の驚異的な延びかたをみて、「もしかしたら今度こそ、日本人の人生観、価値観の大きな変換点がきたのではないか?」と思いはじめました。
嫌われる勇気を実践する勇者が増えてきている
実際こちら↓の記事のように、本を読んで終わりにするだけはなく、実践してみた、という方の体験談も拝見することができるようになりました。
この方すごいです!本を読まれて、実際に嫌われる勇気を実行に移されて、その後の変化までしっかりレポートされています。
↑でも書いたのですが、みんな苦しいならみんなで手放せばいいのに、いつまでも手放さないから変わらない、と思っていました。
いつまでも人のことばかり気にして、人の評価ありきで頑張って、みんなと同じじゃないと、と焦ってる・・でも、そんな生き方、もう意味ない、いらない、辛い、違うと思ってる、
あとはそれを手放せばいいだけなのだと思います。
価値観のシフトが起これば無理なく取り入れられる
一人でやると叩かれるから、全体がそのような考えを受容できるような価値観のシフトが起こり始めた時がチャンスです。
日本人は納豆から脱皮できる時がすぐそこまで来ているのかもしれない。
そんなポジティブな予感を感じています。
すぐには変わらないだろうけど、5年後どの位価値観のシフトが起こっているのか、楽しみです。
☆こんな記事を書いていますが、私はまだ嫌われる勇気も、幸せになる勇気も未読です。
☆納豆は美味しいです(´ω(`)