知事と市長が「被爆者との面会を」外相に
岸田氏「ハードルは非常に高いが、頑張る」
広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長が18日、外務省を訪れ岸田文雄外相と会談し、オバマ米大統領に対し、27日の広島訪問時に被爆者との面会を働きかけるよう要請した。岸田氏は「ハードルは非常に高いが、頑張る」と応じたという。これに先立ち米大使館でケネディ駐日米大使にも面会して同様の要請を行った。岸田氏との会談後、松井氏が記者団に明らかにした。
米政府はオバマ氏の被爆者との面会について「時間の制約がある」として、明言していない。これに関し松井氏は「(被爆者は)大統領を支援する気持ちもあって会いたいと思っている」と記者団に語り、核兵器のない世界を目指すオバマ氏を支持する意味合いがあると強調した。会談では岸田氏が、オバマ氏訪問に備えた米国の先遣隊が18日夕に広島入りすると説明した。【影山哲也】