皆様この春の出会いはありましたか?
簡単に自己紹介すると、“数学を意外なところに使って”楽しい事を考えるのが好きな人です。
日頃から数学と恋を絡めることができないかと考えていた中で書いた「理想のキスの身長差を、数学を使って求める」というネタがたまたまテレビに取り上げられ、そのタイミングで僕とMTRLさんは出会いました。「チャンスは今しかない!」と思って「書きたい記事があるんです!」と伝えると快く引き受けてくれ、今に至るわけですね。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで僕の持ちネタである「数学と恋愛」や「数学と性」でコラムを書かせて頂けたらと思います。
さて、突然ですが、みなさん「立ちバック」の経験はありますか? 男子の憧れの体位ですよね(え、違う?)。
でも、この体位、カップルの身長差によってヤりやすいorヤりにくいがある気がしません?
今回のコラムでは皆さんが大好きな「立ちバック」を数学的に見てみようと思います!
こちらをご覧ください。
上図が「立ちバック」の完成形ですね。
この体勢をつくるためには、
①女性が足を横に開く
②男性が足を横に開く
③男性が膝を曲げる
最低でも3つの動作が必要です。
図を見るとやはり、身長差によって①②③の動作の幅が変わってきそうです。
「女性の身長が比較的高めの場合」と「女性の身長が比較的低めの場合」で分けて考えてみましょう。
・女性の身長が比較的高めの場合
女性のまんこまでの高さをなるべく低く&男性のちんこまでの高さをなるべく高くするには、
①女性が足を精一杯に開く
②男性が足を開かない
③膝も曲げない姿勢
以上3つの動作をとればOKです。
・女性の身長が比較的低めの場合
逆に、女性のまんこまでの高さをなるべく高く&男性のちんこまでの高さをなるべく低くするには、
①女性が足を開かず
②男性が精一杯足を開き
③膝を精一杯曲げたとき
となります。
文字ではよく分からないですね、ようするにこういう事です。
↑女性の身長が比較的高めの場合
↑女性の身長が比較的低めの場合
図があると一瞬でイメージできましたね? 数学の先生が「図を描いてみなさい」と言っていた意味が伝わりましたか。
使う数字は以下の数字ですね。
・男性の平均身長
・女性の平均身長
・女性の足からまんこまでの長さ
・男性の足からちんこまで長さ
・無理なく足を開けられる角度&足を曲げられる角度(女性)
・無理なく足を開けられる角度&足を曲げられる角度(男性)
調べてみた結果、上から順に「171cm」「158cm」「約75cm」「約82cm」「40°と170°」「45°と150°」でした。
※数学のお兄さん調べ
図に当てはめるとこんな感じですね。
さぁ、計算してみましょう!
なんと計算結果によると、「女性の方が12cm高い場合」から「男性の方が19cm高い場合」まで「立ちバック」が可能な身長差となりました!
意外と多くのカップルで楽しめる体位なのかもしれません。
これ以上の身長差がある人に関しては「ベッドに片方の膝を乗せる」や「ヒールを使用」、「足をかなり開いても安定する筋肉をつける」など、工夫が必要になってきそうです。
数学的に立ちバックのしやすい身長差は「女性の方が12cm高い~男性の方が19cm高い」の間のようです。
身長170cmの男性だと、151cm〜182cmの女性までなら無理なく立ちバックが出来るようです。ぜひ、お相手との身長差がこの範囲内でしたら実践してみて下さいね! 感想は送ってこなくてOKですので(笑)。
こんな感じでこれからも、他の体位やシチュエーションを数学的に見ていけたらと思いますので、今後とも続くよう皆様応援をお願いいたします。
以上、数学のお兄さんでした。
(証明完了)
■ライタープロフィール
横山明日希-数学のお兄さん-
数学を変わった切り口で研究してます。
日常に科学を、人生にワクワクををテーマに理系企画プロデューサーとしてイベント、ライター等運営。
サイエンスコラボレーションカフェ主宰。
Twitter:@asunokibou
HP:http://asunokibou.net/