広島を訪れるオバマ米大統領あてに、核兵器廃絶を求める署名活動をしている高校生1万人署名活動実行委員会のメンバーが手紙を送る。実行委のメンバーが19日、長崎市で記者会見し、発表した。オバマ氏に対し、核廃絶への強い願いを発信することや長崎に来て被爆者の訴えを聞くことなどを求めている。

 手紙では、「戦争には正義はありません。いかなる理由があったとしても、多くの人命を奪った非人道的な兵器を使用した事実は変わらない」と指摘。「広島訪問が実現したが、長崎のことも忘れないでほしい。ぜひ別の機会に長崎訪問を」と呼びかける。20日に米国大使館に郵送する。

 オバマ氏の広島訪問が決まり、実行委のメンバーで「長崎からも何か出来ることはないか」と話し合い、手紙を出すことになった。長崎東高3年の内野璃奈(りな)さん(18)は「長崎へ来て、被爆者の訴えを聞いて欲しい。体験した人から直接話を聞いて、どれだけ恐ろしいものか感じて欲しい」と話した。活水高3年の桜田夏鈴(かりん)さん(17)は「広島に来た後のオバマ大統領の活動が大事になる。何か影響を与えられれば」と話した。(山野健太郎)