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「ＪＫビジネス」を全面規制
１日から県の青少年保護育成条例が改正／豊橋署 条例違反での摘発や補導体制を強化
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=45877

愛知県の青少年保護育成条例が１日に改正され、女子高校生が接客サービスなどを行う「ＪＫビジネス」を全面的に規制する。
東三河最大の繁華街である豊橋市松葉地区には、18歳未満の少女が風俗店に勤務していた事例もあった。
豊橋署は、改正条例による摘発や補導体制を強化し、少年少女の健全育成や環境浄化に努めていく。
同署によると、松葉地区には表立って「ＪＫビジネス」を掲げる店舗は確認されていない。しかし昨年、複数の少女への売春行為をあっせんした経営者が逮捕されるなど、有害な環境に身を置く年少者も多い。
同署生活安全課の舟山和芳課長は「悪質な店舗には風営法に加え、改正条例違反での摘発も視野に入れた対策を進めていく」と方針を語る。
同署は今年、６月末までに年少者を雇用した経営者や店長など計６人を逮捕。ＪＫビジネスの規制強化に伴い、年少者を一時的に解雇して摘発対策を図る店もあるという。
改正条例は、ＪＫビジネスを行った店舗への処分と、勤務した少女も補導対象となる。夏休みに入ると、繁華街の松葉地区には近隣から若者が集まり、風俗店からの勧誘増加が懸念される。
同署は１日、同地区の風俗店などを立ち入り調査して改正条例を周知。違法営業にも目を光らせた。

ＪＫビジネスを行う高校生らは、アルバイト感覚で勤務するなど、危機意識が希薄な少女が多いという。
舟山課長は「軽い気持ちで働き始めると、抜け出せなくなり性的被害に巻き込まれる危険性もある」と注意を呼びかける。