タウンページ、京都市内全戸に NTT西、来年度から
NTT西日本は19日、職業別電話帳「タウンページ」の京都市内版の配布先を、来年度からNTT回線の契約者だけでなく市内全戸に拡大する方針を明らかにした。固定電話の契約者数が減少する中、電話帳の利用率向上を目指す。
タウンページの全戸配布はすでに神戸市や和歌山市など都市圏を中心に行われている。京都市内版は現在、北中部、南部、西部の3版で計43万4千部を配布しており、全戸配布になれば2倍以上に増える見込みという。
同日、昨年度に続き祇園祭を特集した市内版タウンページを祇園祭山鉾連合会に贈呈する式典があった。NTTタウンページ(東京都)の岡田昭彦社長は「タウンページは近年、地域に密着した生活情報誌に進化させており、固定電話の契約者以外にも安心、安全のために使ってもらいたい」と述べた。
京都市以外の京都府内では、全戸配布の予定はないという。
【 2016年05月19日 21時50分 】