【5月19日 AFP】ギリシャのパノス・カメノス(Panos Kammenos)国防相は19日、地中海(Mediterranean)上空で消息を絶ったエジプト航空(EgyptAir)機について、レーダー画面から消える直前、同機が2万2000フィート(約6700メートル)降下し、急旋回したと述べた。

 カメノス国防相は記者会見で「旅客機は左に90度旋回し、右に360度旋回して、高度3万7000フィート(約1万1300メートル)から1万5000フィート(約4500メートル)まで降下した後、高度1万フィート(約3000メートル)付近で信号が消えた」と語った。

 ギリシャ民間航空局によると、同機のパイロットはレーダーから消える約25分前に、ギリシャの航空管制官と最後に通信を交わしたが、何の問題も報告していなかったという。

 ギリシャ国防省は、同機の捜索のため、地中海の国際水域に捜索機2機とフリゲート艦を派遣した。また、F16戦闘機や潜水艦がカルパトス(Karpathos)島や付近のクレタ(Crete)島で待機していると明かした。(c)AFP