盛岡の殺人・放火 遺産相続トラブルとの関連捜査

盛岡市で男性が殺害され、全焼した住宅から男性の弟の遺体が見つかった事件で、遺産相続を巡って、男性と弟の間にトラブルがあったことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、弟が一連の事件に関わったとみて、遺産相続を巡るトラブルとの関連を調べています。
18日、盛岡市西松園の吉田光男さん(65)の住宅が全焼し、庭先で吉田さんが頭を強く殴られて死亡していたほか、住宅の1階では、吉田さんの弟が遺体で見つかりました。
周辺では吉田さんの住宅を含めて4件の火事が相次いでいて、遺体で見つかった弟の吉田幸男容疑者(60)の車からは複数のカセットコンロ用のガスボンベと、石油を入れる容器が見つかったことなどから、警察は弟が一連の事件に関わったとみて殺人と放火の疑いで捜査しています。
さらに吉田さんの妻の話などから、親の遺産相続を巡って、以前から吉田さんと弟の間でトラブルがあったことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は遺産相続を巡る兄弟間のトラブルが一連の事件の背景にある可能性もあるとみて、関連を調べています。