公演中止の原因は出演歌手のトラブルではなくホテル側の事情

ソウル南部地裁、米国のイベント会社の訴え認めず

公演中止の原因は出演歌手のトラブルではなくホテル側の事情

 歌手ボビー・キムさん(43)=本名キム・ドギュン=が飛行機の機内で騒ぎを起こしたため、コンサートが中止になり損害を受けたとして、米国のイベント会社W社がボビー・キムさんの所属事務所を相手取って起こした訴訟で、ソウル南部地裁民事4部(パク・サング裁判官)は17日、W社の訴えを棄却する判決を下した。

 W社は昨年3月、米国カリフォルニア州のホテルで、ボビー・キムさんなど3人の歌手が参加して、韓国系住民たちを対象にした合同コンサートを開くことにし、ボビー・キムさんの所属事務所と契約を交わした。それから5日後、ボビー・キムさんはサンフランシスコ行きの大韓航空機の機内で酒に酔って乱暴を働いて起訴され、同年6月に罰金400万ウォン(現在のレートで約37万円)の判決を受けた。

 W社は「合同コンサートを2カ月後に控えた時点で、最も中心的な歌手だったボビー・キムさんが機内で騒ぎを起こし、コンサートが中止になったため、それに伴う11万9000ドル(約1290万円)の損害を賠償すべきだ」として訴訟を起こした。ボビー・キムさんの所属事務所側は「コンサートが中止になったのは、ホテル側が会場を提供できないと通告してきたからだ」と反論していた。

チョ・ベッコン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 公演中止の原因は出演歌手のトラブルではなくホテル側の事情

right

関連ニュース