2016.05.09 Mon posted at 17:38 JST
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(CNN) 韓国国立中央図書館の5階に、北朝鮮に関する資料を集めた「北朝鮮資料センター」がある。所蔵されている本や雑誌の大半は韓国国内で禁止されているが、同図書館のこの一角は一般の人にも開かれている。
南北関係が近年になく悪化するなか、同センターは北朝鮮国内の情勢を垣間見ることができる貴重な場所だ。副センター長のキム・ヨンナム氏は、「一般の人たちに北朝鮮への理解を高めてほしいと思ってこの場所を設立した」と話す。
同センターには北朝鮮で作られた書籍や雑誌などが数多く所蔵されている。「朝鮮民主主義人民共和国」と題された高級誌の最新号では、セメント工場のほか靴工場を特集。「工場全体の生産にかける強い熱意のおかげで、マエボンサンのブランド靴はその格好良さと種類の豊富さにより人気を博している」としている。
CNNソウル支局でプロデューサーを務め、長年にわたり北朝鮮情勢を追ってきたKJ・クオン氏のような人にも新しい発見がある。北朝鮮紙は電子版しか見たことがなかったというクオン氏にとって、紙の新聞に触るのは初めての経験だ。
ここに展示されている本や雑誌の多くは「特別資料」という赤いラベルが貼られている。大半は韓国国内で実質的に禁止されており、来場者は閲覧にあたり特別の許可が必要だ。
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