【ソウル聯合ニュース】韓国初のドーム球場、高尺スカイドーム(ソウル市九老区高尺洞)で2017年3月に開かれる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1ラウンドが開催される可能性が出てきた。
WBC組織委員会からの正式発表は出ていないが、WBC開催に名乗りを上げていた台湾が誘致の意向を正式に撤回したため、韓国で初めてWBCが開催されるとみられる。
韓国野球委員会(KBO)は今年1月、WBC組織委に17年のWBC本戦第1ラウンドの試合を昨年末に完成した高尺スカイドームで行うとの申請書を提出した。
韓国はWBC第1ラウンドの試合が開催される3月は気温が低く、これまでWBCを招致できなかった。
第1ラウンドの試合は16カ国が4組に分かれ実施される。このうちアジアで2組の試合が行われる予定だ。野球の人気が高く、インフラが整っている日本が4回連続でWBCを招致することが確実になっている。
台湾が誘致を撤回した背景について、台湾中央通信社(CNA)は「台湾は当初2017年のWBCを台北の新しいドーム球場で行うことを計画していたが、台北市と建設会社との対立でドーム球場の工事が中断し、招致活動に影響を与えた」と報じた。
KBO関係者は「WBC組織委から正式な通知はまだない」として慎重な姿勢を見せた。