【最終2052/最高2091】Magicalガルゲコアロー【シーズン13使用構築】
最終レート2052/最高レート2091
【構築経緯】
「シーズン12の使用構築」にアレンジを加えようというところからスタート(個体の半分は前期とほぼ変わっておらず、構築概念は変わっていないので前期記事の参照推奨)。前期はゴツメ霊獣ボルトロスを使用していたがカロスマークの無い個体であった為、他に代用できるポケモンを探す必要があった。基本的にガルーラに猫だまし等で触らせスリップを稼ぎつつ此方の後続の先制技圏内に入れられるS100族よりも上のポケモンであることが条件となる。
そこで着目したのがゴツメゲッコウガである。このポケモンもまたガルーラ入りの殆どのポケモンに対して不利を取らないポケモンである。
ボルトロスを抜いたことにより広がった穴を調整しつつ組んでいった。
【個別解説】
ゲッコウガ@ゴツゴツメット/変幻自在
臆病:167(156)-*-119(252)-123-91-170(100)
熱湯 冷凍ビーム 草結び 毒撒
前期のラムゲッコウガとは変わって今期はゴツメゲッコウガ。ゴツメ持ちとしてガブリアスとファイアローに対しての最低限の打点として熱湯と冷凍ビームまでは確定。氷技に関しては本来ならばガブリアスに対して安定する凍える風を採用したいところなのだがボーマンダやボルトロスなどとの対面で変に耐えられる事を嫌って冷凍ビームを選択した(先制技も多く採用しているのでそこまで気になる場面はなかった)。冷凍ビームを打つか毒撒かは相手のPTによりけり。
後二枠だが、ラムゲッコウガと違ってCもSも落としていてゲンガーやジャローダに対してなすすべもなくなるので、その分他のベクトルで相手に対する負荷を掛ける意味で毒撒を採用した。ラストの枠にはボルトロスを抜いたことでスイクンに対する打点が減ることと不意の水地面タイプを考慮して草結びを選んだ(ASガルーラがゴツメダメ×2+草結び×2で高乱数で落ちることも留意点)。初手ガルーラと対面した際は初手は熱湯を押す。秘密を打ってくる場合にはこちらが焼かずに相手が麻痺を引くパターン以外は問題ない。猫を打ってきた場合は次は地震警戒+落としに行く草結びを押し裏にクレセリアが見えてるならその後は毒撒、いないならそのまま落としに行くか裏を警戒した技を打つ。
フーディン@フーディナイト/マジックガード
臆病:159(228)-*-71(44)-156(4)-127(92)-173(140)
サイコキネシス 挑発 金縛り(気合玉) 守る
「参考記事」
前期使用していたゲンガーは主にヘラクレセドランと受けループに対して選出していたが選出率の低さが気になっていた。また毒撒を採用したことで受けループ対策に重きを置く必要性が薄れたので相手のゲンガーに強く天候PTにも耐性を持てるメガフーディンを採用した。自然に守るを採用できるポケモンなので毒や火傷とのシナジーがある所も評価できる。
サイコキネシス守る、悪戯心をトレースすることで害悪ぽけをストレスを溜めずに処理出来たりクレセリアの動きを制限できる挑発までは確定。ラストの枠には最初はサザンドラやナットレイなどに対する打点として気合玉を採用していたがスリップダメージと合わせて無理やり処理できる相手が増える金縛りの方が適していると感じ変更。クレセリアを完封出来るのも偉い。毒撒とのコンボが非常に強力だと感じた。
ギルガルドが相手のPTに見えている場合は極力選出は避ける。
ファイアロー@オボンのみ/疾風の翼
陽気:184(244)-102(4)-97(44)-*-98(68)-181(148)
ブレイブバード 鬼火 ビルドアップ 羽休め
変更点なし。
イノムー@進化の輝石/厚い脂肪
意地っ張り:201(204)-151(140)-100-*-101(164)-70
地震 氷の礫 毒々 眠る
「参考記事」
変更点なし其の2。
ガルーラ@ガルーラナイト/肝っ玉
意地っ張り:197(132)-159(236)-101(4)-*-102(12)-126(124)
秘密の力 炎のパンチ 不意打ち 身代わり
前期に引き続き秘密身代わりガルーラ。ミラー意識でSを1伸ばした。一つだけ変わった点を挙げるとすれば毒撒を採用したことで浮いていない物理受けに対して突破できる可能性が上がるというところか。
ギルガルド@ラムのみ/バトルスイッチ
陽気:157(172)-166(116)-71(4)-*-73(20)-115(196)
ツバメ返し 聖なる剣 影うち 剣の舞
よくいるギルガルド。XY初期から愛用している型。調整はスイクンヘラクロスその他諸々100付近の甘えた低速ポケモンを華麗に抜き去るS実数値115で耐久値は意地っ張りガブリアスの地震を超高乱数耐え。持ち物とツバメ返しの枠はその時々で欲しい要素を持つものに変えていた。大体はアイアンヘッド+弱点保険。今回の構築ではゲンガーを解雇したことでヘラクレセドランに対する処理ルートが乏しくなってしまったので初手ヘラでクレセドランを選出してきたときにHAヘラであればeasywinできるツバメ返しを採用した。前期に比べヘラクレセドランの数が極端に減ったように感じたので、今期はワンチャン勝てればいい程度に考えていました。持ち物はロトムやファイアローの鬼火をケアできるラムのみを選んだ。おまけでガッサにも強くなれる。
基本的には選出率の低い枠なのでこのくらい尖った型でも特に不便さは感じなかった。ただ、ヘラクレセドランの個体数は少なかったのでツバメ返しではなくアイアンヘッドの方が適切であったかもしれない。
妙なところに刺さる不思議なポケモン。
【選出パターン】
ガルーラ対面パ:①ゲッコウガ,フーディン+ファイアローorイノムー ②ゲッコウガ,ガルーラ,ファイアロー
ガルクレセサザン:ファイアローorゲッコウガ,イノムー,フーディン
ヘラクレセドラン:ギルガルド,フーディン,イノムー
ポリクチ:ファイアロー,ガルーラ,イノムー
マンダマンムー:ガルーラ,ゲッコウガ,イノムー(取り巻きが絞れないので参考程度に)
受けループ:ゲッコウガ,フーディン,ギルガルド
ボルトゴーリ:ゲッコウガ,フーディン,ファイアローorイノムー
* ゲッコウガ+フーディン+ファイアローorイノムー
前期と違ってゲッコウガ+メガ+@の選出をすることが多いので、今回はメイン選出のみの紹介。ゲッコウガで対面した相手を削りつつ毒撒をし後ろ二体でジリジリ詰めていく。
フーディン+@で粘れる範囲がとても広くかなり安定した基本選出になった。
【辛いポケモン】
メガリザードンX・Y,メガバンギラス,メガボーマンダ,ファイアロー,エンテイ,ギルガルド(サザンドラ,水ロトム,ガブリアス,霊獣ランドロス,ジバコイル)
前期と同じく対処不可能なポケモンは基本的にはいないので隙を見せない選出、立ち回りを心掛けていた。
【まとめ】
自分としては6世代で初めて同じ構築を改良して2シーズン連続で使用したが、この構築の理解が深まり立ち回りの面ではだいぶ安定してきたものがあると感じた。
試験的に採用するつもりであったフーディンが思いの外フィットし使い続けていたが、ゲンガーよりもギミック系統の構築により広くより強く出ることができガルーラとの選出のバランスがとても良かった。
ただ、やはり択を作ってしまうポケモンではあるのでなるべくフーディン+@で数的有利を保持しつつ制圧していく立ち回りを心掛ける必要があると再認識させられた。ガルーラに対してもう少し安定させる必要性を感じた。とはいえ、最後まで勝ち筋が残る強力なポケモンであるということの裏返しでもある。
もう1つこの構築のキーである毒撒だが、フーディンとガルーラ双方の突破力上げるという意味ではとても強力な技であった。フーディンの守るとのシナジーもありガルーラで突破が難しい物理受けにも毒が入れば突破出来る可能性も出てくる。先制技との相性も良い。
補完として入れたギルガルドだが選出したときには活躍はするが補完としてベストかと言われるとNOと言わざるを得ないといった感じであった。ファイアローやイノムーの辛い相手に無理やり負荷を掛けられる、先制技を持つ、上5体で辛い既存の並びに対する解答に成りうる、といった条件を満たすポケモンとして採用したが型の都合上ガブリアスを見るとどうしても選出を抑制されてしまうのが良くなかった。
結果として最終2100は叶わず最後の1週間は2000台をうろうろしてそのままS13は終わってしまった。
とはいえ、ガルーラフーディンという形はとても選出のバランスが良く上手く穴を埋め合うことが出来ていたので来期もこれを軸に改良していきたい。
【終わりに】
今回はこのような雑な紹介になってしまいましたが、何か気になる点があれば@Mys_pokeまでリプライを送ってくださればわかる範囲でお答えしますので気兼ねなくどうぞ。
S13レートやオフで対戦や交流させていただいた皆様、本当にありがとうございました!
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