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「78円の命」絵本へ 殺処分考えるきっかけに

2016.3.17のニュース

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「78円の命」絵本へ 殺処分考えるきっかけに

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 野良猫が1匹当たり78円で殺処分されていることを知った小学生が書いた作文「78円の命」の絵本化に向け、インターネットを通じた募金が始まっている。呼び掛けるのは首都圏の若手ライターや写真家のグループで、メンバーの一人で、ライターの戸塚真琴さん(28)は「幼いころから命について考えてほしい。捨てる人がいなければ、野良猫を殺処分しなくて済む」と訴えている。

 「生き物を飼うということは1つの命にきちんと責任を持つことだ。おもちゃのように捨ててはいけない」。「78円の命」は、愛知県豊橋市の中学3年谷山千華さん(14)が2012年、小学6年の時に書いた作文だ。

 かわいがっていた近所の野良猫が産んだ子猫が保健所に連れて行かれたことを機に、毎年20万匹以上(当時)の動物が1匹当たり78円で殺処分されていることを知った。「命の価値がたったの78円でしかないように思えて胸が張りさけそうになった」とつづっている。

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