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「プログラミング界のライザップ」で本当に人生が変わるのか体験してきた
若い人たちの間でいったい何が起こっているのだろう。そう思ったのが、そもそものきっかけだった。個人的に参加していた初心者向けのプログラミング勉強会で「地方でやっていた営業の仕事を辞めて、プログラマになりたいと思って上京した。そのためにTECH::CAMPに通っている」と話す若い人に出会ったのだ。しかも一人だけでなく、立て続けに何人も。TECH::CAMPは短期集中型のプログラミング教育サービスである。どうも「プログラミングを習得して人生を変えたい」という空気が若い人たちの間にあるらしい。
そこで、同サービスを作った真子就有氏にインタビューし、ITproに記事を掲載した(インタビュー&トーク ほとんどの人は300時間でプログラミングを習得できる、カギは「質問できる人が近くにいるか」)。真子氏はインタビューの中でTECH::CAMPを「プログラミング界のライザップ」になぞらえた。ライザップで強制的にダイエットできるように、強制的にプログラミングを学習できるとのこと。話を聞く限りは、とてもよさそうなサービスだ。
しかし、外から見ているだけではサービスの本当の姿はわからない。ぼんやりと「受講できないかな」と思っていた。TECH::CAMPには、1カ月分のカリキュラムを1週間でこなす「イナズマ1週間」という超短期集中のコースがある。一方、今年のゴールデンウィークは有給休暇を2日取れば10連休が可能だ。そうだ、1週間コースなら通える!
自分はプログラミングがまったく初めてというわけではない。プログラミングが「できる」と言っても「できない」と言ってもウソになってしまう微妙な実力だ。インターネットで検索しながらであれば、動くプログラムを何とか作れる程度。プロの実力には程遠い。また、ベンチャー系IT企業でよく使われているフレームワーク「Ruby on Rails」(以下、Rails)も自分できちんと触ったことはない。受講することで得るものは大きいだろうと判断し、税込み12万7400円の料金を支払った。もちろん自腹である。
「Webアプリケーションコース」と「iPhoneアプリコース」があるが、自分が選択したのは前者。期間は5月1日から5月7日までの1週間だ。TECH::CAMPは、教室でオンライン教材を使って自習し、わからない点がある場合に教室のメンターに教えてもらう、というのが基本スタイルになっている。
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