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ユネスコ記憶遺産地域委、日本初参加へ 「南京」登録を教訓に審査関与

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ユネスコ記憶遺産地域委、日本初参加へ 「南京」登録を教訓に審査関与

 地域委総会への正式参加は、改革の実現に向け、政府として記憶遺産事業に積極的に関与するための足掛かりとする狙いがある。アジア太平洋地域委は地域レベルの登録案件を審査する組織で、世界レベルのIACの審査と直接の関係はないが、IACに対し一定の影響力があるとされる。今回の総会では記憶遺産の制度改革も議題となっている。

 文化外交に詳しい田中英道・東北大名誉教授の話「日本は文化外交が弱く、世界遺産でも記憶遺産でも日本は後手後手に回っており、そうした事情を中国は知ったうえで臨んでいる。単に参加するのではなく、国益と文化をつなげる意識を持ち、日本の立場を主張すべきだ」

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