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日産、韓国当局に「主張は誤り」と反論の声明 排ガス規制不正との指摘で
日産自動車が日本以外の海外で販売するディーゼルスポーツ多目的車(SUV)「キャシュカイ」が韓国環境省から排ガス規制の不正を指摘された問題で、日産自動車は17日、同省の主張に反論する声明を発表した。
日産の広報責任者であるジョナサン・アダシェク氏の発言として、「日産が法規に従わず不法に排ガスを制御しているという韓国環境省の主張は誤っている。日産は内容に失望し、不正が行われたとされる内容を否定する」とした。
日産は、韓国環境省が試験で導いた結論は「他国の規制当局が独自に行った厳格な試験を経て得られた判断とも一貫性に欠ける」と主張。「欧州の当局はキャッシュカイを含む日産車は法規にすべて適合していると結論付けている」とした。日産は引き続き韓国当局と話し合いを進める。
日産は、今回の問題を日本の経済産業省と国土交通省に報告しており、林幹雄経済産業相は同日午前の閣議後会見で「日産は(不正が)ないと言っているわけで、この辺りは動向を注視したい」と述べた。