料理研究家の五十嵐豪です。
日本酒に合うのんべえの定番、なめろうはお好きですか?
僕は大好きです。
なめろうの言葉の語源は、お皿を舐めたくなるほど美味しいという由来からきていると言われます。人類は今も昔もなめろうに魅了されてきたのですね。普段なら鯵など青身魚で作られたものが一般的ですが、他にもバリエーションを広げてどの魚で作ると美味しいのかを試してみたいと思います。
◎なめろうをつくる基本の材料
- 長ねぎ(みじん切り) 6cm
- みょうが(みじん切り 1本
- みそ 大さじ1
- 醤油 小さじ1
こちらの味付けをベースとして、青身魚以外の食材をなめろうにして、味を検証してみます。
エントリーナンバー1「イカのなめろう」
刺身用のイカを包丁で叩き、基本の材料を加えて粘りがでるまでたたきます。
粘り気が出て、イカの甘みが味噌や醤油と合わさりあまじょっぱい。
これご飯にめちゃくちゃ合うやつ!そして強烈なうま味です。
甘口の日本酒、吟醸酒や大吟醸酒のアテに最高の一品になりました!
エントリーナンバー2「サーモンのなめろう」
刺身用のサーモン200gを包丁で叩き、基本の材料を加えて粘りがでるまでたたきます。
脂がのっていて濃厚な味わいです。
サーモンの香りが強く出ていて、好みは分かれそうだけど大葉を入れたりして、もう1つ香りのレイヤーを付けたら最強のなめろうになるかも!
それくらいベースが美味しいです!
ごはんよりパンに塗った方が相性がいいかもしれません。なめろうはパテにもなりますね。なめろう…どれだけ万能なんだ。
エントリーナンバー3「牛タタキのなめろう」
牛肉もも肉ブロック300gの表面を強火で焼いて、表面を切って取り除いたレアな部分を包丁で叩き、基本の材料を加えて粘りがでるまでたたきます。
赤身肉のさっぱりした口当たり、レアな部分だけを使うことでフレッシュな牛肉の風味が楽しめてまるでユッケ…。これユッケか。そのままでは淡白なので豆板醤とか、にんにくとか、ガツンとくるものを入れたくなります。
果たして結果は・・・
この3つの中で一番美味しかったのはサーモンのなめろうです!
サーモンの脂がもつ特有の香りがなめろうの概念を変えてくれました。ご飯にもお酒にも洋食にも汎用性の高い味になっています。
サーモンは脂がのっているのでトロッとした濃厚な古酒にも相性がいいです。今度作るときはは昆布締めにして、洋風ハーブと混ぜ合わせてなめろうにしてワインをがぶ飲みしたいと思います。
皆さんもいつもの鯵のなめろうだけでなく、自分の好みのなめろうを探してみてはいかがでしょうか。楽しいのでぜひやってみてください。
プロフィール
五十嵐豪(いがらしごう)
日本全国の美味しい食を伝えることをミッションに、全国各地を講演やコンサルティングにまわり、農水省の海外向け和食 PRサイトTaste Of Japanでレシピ動画に起用される。JETROの海外進出支援事業採択を受けてシンガポールで富山県南砺市役所のイベントプロデュースや現地雑誌での連載や料理教室をもつ。Jcom系列 Act OnTVの番組「男子料理道場」ではMCを担当。 学生時に所持金4万円・料理経験なしで料理研究家を始め、料理研究家とライター集団 株式会社フードクリエイティブファクトリーを創業。サンクチュアリ出版で定期的に自由な仕事を創り出す講演会を開催する。
Twitter: @GoGoIgarashi
ブログ: http://foodcreativefactory.com/go/
(編集/メニュー監修 河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー)