下請け泣かせのジャパンパワーサプライ
太陽光発電ビジネスは、今大流行りのようである。まともな所は、もうとっくに手を引いているが、胡散臭い所が、頻りに最先端ビジネスような振りをして、田舎の行政を引っ張り込んだようなビジネスを展開しているのだそうだ。
特に最近目立つのは、利益の上がらないゴルフ場に太陽光発電ビジネス作る話が多いようである。そこに投資すれば儲かるという金集めも流行っているようだし、下請け業者を泣かせて、支払いをしないというのも流行っているようである。
福島では原発汚染で使えなくなったゴルフ場に、作業員の宿舎を建てたり、レストランをそのまま給食場として使用してる話もある。こういうところには少なからず反社な奴らが紛れ込んでいる。
今日話を持ちこんで来た者は、ジャパンパワーサプライズ(本社・東京都港区六本木4−2−35.釜谷正宏社長)という会社から、途中契約解除され、残金を貰えないという相談だった。当紙は取り立てはしないので、聞いた話を記事にするだけである。
相談者は三和幸建の社長だった。ジャパンパワーサプライが元請け負いで、下請けが新宿区北町にある三和幸建という会社である。注文書は元請け負い人から下請け人となっているが、話を聞いていると、ジャパンパワーサプライが発注元で、三和幸建が元請けのような感じである。
実際に工事をするスタッフは三和幸建が全て揃えているようだ。今回の工事は千葉県の袖ケ浦での太陽光発電設備設置工事だそうだが、それより以前にも2回仕事を引き受けていたそうである。その過去の仕事の一つに福岡での仕事があり、その時三和幸建が下請けに未払いがあり、その下請け業者たちが、ジャパンパワーサプライに苦情の電話を入れ、それが引き金になって、今回の途中解除になったらしい。
自分のマイナス面を正直に言うところは信用に値するが、これは自業自得という部分もあるなー。ただ、その後のジャパンパワーサプライの三和幸建に対する仕打ちが酷いというのである。打ち切るなら打ち切るで、それまでの分を支払ってくれれば、それで下請けに対して支払いもできるし、終わってもよかったのだが、今頃になって、「施工不良」を持ちだし、請負額に匹敵するような損害賠償を請求する旨の通知を有名弁護士から出して来たらしい。
三和幸建に裁判で受けて立つだけの体力などないことを知っていながら、このような恫喝通知を出すということは、残額をチャラにする狙いだな。こういう下請け泣かせる会社って、多いんだよな。新潟のアサヒアレックスホールディングス(石倉茂男社長)とか、所沢の西武開発(田形幸満社長)とか典型だよね。
太陽光の監督官庁はどこだ?総務省か?ジャパンパワーサプライって会社注意した方がいいよ。こういう会社って、意外と上場とか狙ってて、上場した途端に、売り飛ばす。創業者利益が目的だからね。まー「箱」としても金集めするのかなー?いずれにしても要注意な会社だな。