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 科学者らでつくる米科学アカデミーは17日、トウモロコシや大豆など米国で広く普及している遺伝子組み換え作物について、人や動物が食べても健康上のリスクの増加は認められないなどとする報告書を発表した。

 専門家による委員会が、過去20年にわたる調査報告や研究論文など約900件を精査。遺伝子組み換え作物に対して賛否双方の立場の約80人に意見を聞き、公聴会や公募で寄せられた700件以上の意見なども参考にしたという。

 発表によると、遺伝子組み換え作物を使った食品を食べたことによる健康被害は認められず、家畜や人が食べても、がんや肥満、消化器・腎臓の病気、アレルギーなどのリスクが高まるとの疫学的データは得られていないとしている。

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