伊勢志摩サミット 過去最大規模の態勢で警備へ

伊勢志摩サミット 過去最大規模の態勢で警備へ
開催まで1週間となった「伊勢志摩サミット」について、警察庁は会場やその周辺などの警備に最大2万3000人の態勢で当たると発表しました。
アメリカのオバマ大統領が訪問する被爆地・広島や東京の警備なども合わせると、国内で開かれるサミットでは過去最大規模の警備態勢になるとみられます。
伊勢志摩サミットは今月26日から2日間の日程で三重県志摩市で開かれ、その後、アメリカのオバマ大統領が現職の大統領としては初めて被爆地・広島を訪問することになっています。
警察庁はサミットのあと歴史的な行事が続くため、これまでで最も厳しい警備になるとして、会場やその周辺、各国の首脳が来日の時に利用する愛知県の中部国際空港などの警備に、国内で開かれた前回の「北海道洞爺湖サミット」を上回る最大2万3000人の態勢で当たると発表しました。これに加え、広島についても新たな部隊を派遣したりサミットでの任務を終えた一部の部隊を移したりして、最大4600人の態勢で警備に当たるということです。
さらに、フランスやベルギーで相次いだテロ事件を受けて、コンサートホールや駅など、警備が比較的緩やかで大勢の人が集まる「ソフトターゲット」の警戒を東京や大阪といった大都市を中心に強化する方針で、国内で開かれるサミットでは過去最大規模の警備態勢になるとみられます。