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2・2億円は氷山の一角か JOCが五輪招致で使った“ウラ金”

 日本政府としてはメンツをかけて徹底調査するべきなのに、なぜか腰が重い。このままウヤムヤにすれば日本は世界で笑いものだ。

 五輪に詳しいスポーツジャーナリストの谷口源太郎氏がこう言う。

「IOC委員との橋渡しを掲げ、暗躍する有象無象の怪しげなコンサルがいる。恐らく今回判明したのも、そのひとつでしょう。仏検察はかなりの証拠を握って捜査しているというから、このままでは終わらない。第2、第3の不明朗な裏金支出が発覚する可能性はありますよ」

 すでに世界アンチドーピング機関第三者委から「5億円」を支払ったと指摘されているから、少なくとも「2億8000万円」の別の裏金が存在する疑いがある。日本政府が曖昧な対応を続けるほど「国家ぐるみの隠蔽」を疑われる。五輪開催権「剥奪」で世界に恥をさらす前に、早く「返上」した方がいい。

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