防衛省はヘリ整備費 “災害便乗”で予算ブン捕る役人の厚顔
何のことはない、「災害対策」を名目にして防衛省が予算増額を求めているのだ。
防衛予算は今年度初めて5兆円を超えるまでに膨らんだ。バカ高いオスプレイを買っておいて、ヘリの整備費が足りないとは、いい加減にしろ、と言いたくなる。
もっともこうした便乗は防衛省に限らない。東日本大震災後の「復興予算」では、「国立競技場の改修費」「沖縄県の教育振興費」「過激派対策車両」など被災地と無関係な費用がこれでもかと計上されていたことが大問題になった。これから霞が関は概算要求をまとめる季節。「あれも、これも」と災害対策にかこつけて予算要求しかねない。
「役人は予算を取るためなら、時のブームに合わせ何でも理屈をつけますよ。防衛省のヘリ整備費が不足という件は、いかに他で無駄遣いしているかを自ら証明しているようなものなのに、さらに予算が欲しいとは呆れた話です」(元外交官の天木直人氏)
役人に好き勝手やらせてはならない。