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事故起こした認識なし無罪主張

05月18日 19時22分

事故起こした認識なし無罪主張

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4年前、名古屋市南区で道路に横たわっていた男性が車にはねられ死亡した事故で、3度不起訴になったあと、ひき逃げの罪で起訴された男の被告の初公判が名古屋地方裁判所で開かれ、被告は「事故を起こした認識はなかった」として無罪を主張しました。
平成24年7月、名古屋市南区で道路に横たわっていた近くに住む鈴木登喜夫さん(69)が車にはねられて死亡し、運転していた会社員の西部祐被告(40)が逮捕されて、事故を起こした罪で罰金30万円の略式命令を受けました。
しかし、ひき逃げについては3度にわたって不起訴になったため、遺族が検察庁への要望を重ねたところ、ことし3月になって起訴されました。
18日、名古屋地方裁判所で開かれた初公判で、西部被告は「事故を起こした認識はなかった」と述べて無罪を主張しました。
また、弁護士も「事故から3年半以上経ってから起訴されたことに疑問がある」と訴えました。
このあと、検察が事件のいきさつについて「被告は、道路に転んで起き上がろうとしていた男性をはねた。事故の際、相応の衝撃を受けて衝突音も聞いており、少なくとも人をはねたと認識していた」と主張しました。
事故で死亡した鈴木さんの遺族の秤谷幸恵さんは「不起訴を覆すため、事故の現場の調査などを頑張ってきて、ずっと望んでいた初公判を迎えられた。今後、法廷で真実を明らかにしてほしい」と話しました。

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