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ほかの所有者も振り込ませたか

05月18日 19時22分

ほかの所有者も振り込ませたか

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愛知県常滑市が誘致した企業の造成工事をめぐり、土地の所有者にうその説明をして、必要のない測量費を振り込ませ、だまし取ったとして、市議会の元議員と現職の議員が逮捕された事件で、2人がほかの所有者にも同じような説明をして、測量費を振り込ませていた疑いのあることが分かりました。
警察は企業誘致の中で行われた土地売買の仲介手続きの実態を調べています。

常滑市の元市議会議員、岸田嘉成容疑者(63)と、現職の市議会議員で不動産業の齋田大五朗容疑者(40)の2人は、市が誘致した企業が行う造成工事をめぐって、おととし、土地の所有者の女性にうその説明をして、実際には必要の無い測量費を振り込ませ、約550万円をだまし取ったとして逮捕され、18日、検察庁に送られました。
問題の土地は、広さ約3.7ヘクタールで、女性が所有する区画のほか、男性が所有する別の区画を合わせて売買されたあと、造成工事が行われました。
この男性にNHKが取材したところ、おととし、岸田元議員と齋田議員の2人から持ちかけられて土地を売却し、その際、女性と同じように測量費の負担を求められ、約300万円を振り込んでいたことが分かりました。
警察は企業誘致の中で行われた土地の売買に関する仲介手続きの実態の解明を進めています。
警察によりますと、岸田元議員は容疑を認め、齋田議員は容疑を否認しているということです。

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