盛岡の殺人・放火事件 現場の「おの」凶器に使用か

盛岡の殺人・放火事件 現場の「おの」凶器に使用か
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18日、盛岡市で住宅が全焼しこの家に住む男性が殺害され、家の中から別の1人の遺体が見つかった事件で、現場から「おの」が発見されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、このおのが凶器に使われたとみて、家の中から遺体で見つかった人物が事件に関わっていないか捜査しています。
18日、盛岡市西松園の吉田光男さん(65)の住宅が全焼し、庭先で吉田さんが頭などから血を流して死亡していたほか、住宅の1階で別の1人の遺体が見つかりました。
吉田さんの頭には殴られたような痕があり、警察は殺人と放火の疑いで捜査していますが、現場からおのが見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
また、警察によりますと、吉田さんの死因は頭を強く打ったことによる脳の損傷と確認されたということで、警察はおのが凶器に使われたとみて鑑定を進めるとともに、家の中から遺体で見つかった人物が事件に関わっていないか捜査しています。
吉田さんの住宅とその周辺では、4件の火事が相次いで起き、いずれの現場からもカセットコンロ用のガスボンベが見つかっていて、警察は、いずれも同一犯による放火の疑いがあるとみて調べています。