フリーランスのイラストレーターが長~く仕事をもらい続ける10のコツ!

フリー イラストレーター 仕事

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この記事の所要時間: 1246

 

どうも、hashiken(@conteanime)です。

 

 

2015年の春まで勤務していた会社では、スマホゲームのイラストアートディレクターとして働いていました。

 

 

当時は外部の個人作家さんや企業相手にイラスト制作を発注していました、独立後は知り合いやその他の方から仕事をいただくことでどうにかこれまでやってきました。

 

仕事を発注する側、される側をともに経験したことで色々と見えてきたことがあります。今回はそのノウハウを、特に独立して日の浅い人に向けて共有できたらと思います。

 

機会があれば前向きに活用してもらって、快適な独立ライフをお過ごしください。

 

 

結論を言ってしまえば、フリーや個人事業主がクライアントから長く仕事をもらい続けるには通常の会社勤めで行うレベルの常識的なことができるかどうか・・・が大きな分かれ目になると考えています。

 

技術の高さもさることながら、オマエ人としてそれはどうなんだ・・・と疑われることさえしなければ基本問題ないはずなんです(笑

 

【クリエイター】だから少し変わってても仕方ない・・・みたいなことをクリエイター自身も周りの人も免罪符のように使いますが、個人的にはそんなのはただの甘えにすぎないと思ってます。誰かにフォローされてるようではどのみち個人で長くやってくことなんか出来ないので、くれぐれも油断しないで下さい。

 

 

人対人であることを常に意識する

 

人対人のやりとり

 

愛想良くする

 

バカみたいに愛嬌振りまけ、という話じゃもちろんありません(笑 メールのやり取りで顔文字連発してりゃいい、ということでもありません。

 

 

必要最低限の愛想くらいはやり取りの中で徐々に入れていっても大丈夫だよ・・・ということです。

 

 

割と長く続いている関係でも一切柔らかい感じを出さない人もいますが(企業の場合仕方ない部分もありますが)、円滑に物事を進める意味でも柔らかい雰囲気作りを心がけるのは大事なことだと思います。いわゆる潤滑油、ってやつですね。

 

メールだけのやり取りだとなかなかイメージ湧きにくいですが、メールの向こうには生身の人間がいることを忘れないようにしましょう。

 

 

たとえばあなたが1つの仕事を同じくらいの力量の二人のどちらに頼むか悩んだら・・・やり取りのしやすい相手に任せるんじゃないですか?

 

一定の節度は守りつつも、直接やり取りをしていく相手とは程よく仲良くしてったほうが得なのは間違いありません。

 

しつこく営業しない

 

仕事の増えない時なんかはどうしても特定のクライアントにすがったりしがちですが、そういう姿勢は見破られますし大概いい結果には結びつきません(笑

 

むしろうざがられて逆効果になり、貰えてたはずの仕事までなくなったりしかねないので程よく定期的に連絡をとって自分の存在を相手に認識させ続ける程度に留めましょう。

 

やり取りと仕事を重ねて信頼さえ獲得できれば黙ってても発注してくれますんで、そうなるまでは黙々と粛々ともらった仕事を精一杯完遂させることに集中すべきです。

 

ただし、ポートフォリオは更新したら共有するようにしたほうがいいでしょう。

 

つらかったあの時、受けた恩をぼくたちは忘れない

 

もらった仕事すべてにおいて言えますが、中には特に困っていた時に助けてもらった部類の仕事もあるでしょう。すべての相手に対して感謝を忘れないのは当然ですが、恩を感じてる相手にはいつか必ず感謝を返しましょう。

 

形はなんでもいいと思います。仕事においてさらなる成果を出すことでも、もしくは逆に自分が仕事や作業者を紹介したり・・・相手にとって有益なことを自然な形で行えれば充分だと思います。

 

そこに不自然さがあると恐縮されるので気をつけましょうね(笑

 

 

ただしこれは必ずしなきゃいけないというのとも違ってて、そういう気持ちを忘れずに接していくのが大事だということです。

 

そんなふうにお互い相手を尊重し合えば、途切れず長く付き合えるご縁になっていくものだと思います。

 

自分なんかも当時お世話になった作家さん達と、会社をやめたあとでも気楽に連絡取ったり仕事をご紹介したりと仲良くさせてもらっています。

 

どんなときもスムーズな対応を心がける

 

 

イラストレーター 納期 守ろう

 

作業に関わる連絡は可能な限り素早く

 

メールでも電話でも同じですが、連絡をもらった際は極力早めに返しましょう。

 

返事の僅かな時間差で、来るはずだった仕事が別の人に回るなんてことはよくあります。

 

リアクションが遅いだけで仕事に興味無いのかな・・・と思われないわけでもないので、欲しい仕事なら特にしっかり迅速に対応しましょう。

 

 

出来ないというお断りの返事でも、時間をかけて出すより早く出してしまうほうが印象は格段にいいです。

 

 

無駄に相手を焦らして損したりしないよう、気をつけましょう。逆に言えばただ返信を早くするだけなんで、手軽にポイントの稼げる部分のはずです(笑

 

アラートを早めにあげる

 

自分の側で何かトラブルがあった場合、なるべく早くクライアントに伝えるクセをつけましょう。

 

回避できるようにぎりぎりまで時間をかけてから返信する人がいますが、結局回避できなくなってから伝えることになるともう最悪です。

 

予め前振り的に危機の予兆を伝えておくことでワンクッションとなり、相手も気構えやいざというときの準備ができるので言っておいて損にはならないことが多いです。

 

何より、先にちゃんと話をしてくるという姿勢自体が結構評価されるものです(笑

 

状況次第ではなかなかいいにくいこともあると思いますが、ぜひ意識しておいてください。結果得られる信頼感は、言いにくさを差し引いても大きなものだと思います。

 

スケジュールを作って共有する

 

依頼された作業に対し、工程ごとにどのくらいでこなせるか具体的な日にちを伝えるのは有効です。

 

作業をする自分もめどがしっかり立ちますし、クライアント側も安心して見守ることが出来ます。

 

作業の大小に合わせてメモ程度でいいと思いますが、開始する前に一言伝えておくだけでもずいぶんと印象は変わってきます。

 

 

『ワタシ、アナタに一切何も包み隠してないよ?』

 

そんなイメージを持ってもらえたらその後の仕事は一気にやりやすくなります、騙されたと思ってぜひ一度試してみてください。騙されてたらすいません(笑

 

いついかなる時でも、前倒しを意識して進める

 

スケジュールと併せての考えですが、予定より必ず一日でも早く出せるように進めると相手の印象は格段に良くなります。意外とこれが出来ない人が多い印象です、逆に出来る人の印象はすこぶる上がります(笑

 

制作物の質は維持しつつですが、可能なかぎり作業を巻いて進められると相手の覚えも良くなり重宝されるので次の仕事につながりやすいです。

 

 

逆に考えると、必ず余裕を持ったスケジュールで提案しておくことが何より大事になるわけです。

 

ギリギリでやっても、いざ何かあると一発で危険な状況になったりしますので必ず余裕を持って組むようにしましょう。

 

契約の際の見積もりなどでも重要になってくる考え方ですが、カツカツでやっても長く続けることには繋がりにくいもんです。自分のモチベーションにも影響しますし、妙な我慢を抱えながら無理して作業にあたるのは決していい結果をもたらしません。

 

最大限の余裕を狙いつつ、かつ相手の提示した納期には確実に終わるような予定の立て方を訓練してみて下さい。

 

仕事の姿勢と信念を重要視する

 

イラストレーター 健康 大事

 

仕事は基本断らない、でもやれない仕事は請けない

 

独立したての頃はとにかくなんでも受けがちですが、そのせいで自分の首を絞めるなんて話もよくあります。

 

自分の技術じゃどうにもならないジャンルの作業や、スケジュール・予算的に明らかに無理のある仕事は丁重にお断りしましょう。

 

無理しすぎて次に続かないようなことをしても意味無いですし、苦労に見合った対価が得られない状況が続くと精神を病んでいくだけです。

 

 

ただ、何でもかんでも断っててはもちろん仕事は来なくなります(笑

 

このバランス感覚が結構難しく相手のタイプに合わせたり慣れの部分もかなり大きいと思いますが、個人事業主やフリーランスとして生きていくにはある程度の駆け引きも覚えていく必要があります。長く続けていくには、技術の向上とともに状況に合わせた対応力もつけていかないといけません。

 

自分の中でこれは請けられる、こういうものだと請けられない・・・など基準となる線引きをはっきりさせておけるといざという時の指針になるのでおすすめです。

 

 自分を安売りし過ぎない

 

スキルなどで生きていくのであれば、仕事には正当な対価を求めましょう。

 

自分を安売りした結果得られたお金では、なかなかモチベーションは長く保てません。

 

 

とはいえもちろん最初の値付けは難しいと思います、妥当な金額なんて検討つかないもんです(笑

 

そんな時は鉄板ですがネットで調べたり、同業者に相場を聞いてみたり、あとは自分の作業工数からどのくらいが妥当かを考える必要があります。

 

 

お金の部分は、いくら慣れてきても難しい領域だと思います。だからはじめからそういうものだと、思っておくようにしましょう。

 

相手との付き合いによっては自発的に多少値引いてあげることもあるでしょう。その値引きは、今後につながったり恩を返す意味では非常に有効に働きます。ただ何度も書いてるように、単純な安売りにはならないような金額提示を心がけましょう。

 

 

一度出した金額をあとから変えるのはかなり難しいものです。

 

 

安くしないと仕事をもらえない・・・という心配もわかりますが、現時点の収入にとらわれるのではなくあくまで先を見据えて考えていきましょう。

 

※正直この辺はおそらく企業間でも悩む話だと思うので、一朝一夕でどうにかなると思わず・・・経験の中で徐々にわかっていけるだろうくらいに考えたほうがいいです。

 

クライアントとの立場をわきまえる

 

一番初めに『愛想良くする』と書きました。

 

ただし、仕事を発注する側であるクライアントそこから仕事を貰うフリーや事業主の間には決して越えられない壁というのが絶対的に存在しています。それだけは決して忘れず、付き合っていきましょう。

 

慣れてきたからといって妙に甘えた仕上がりの仕事をしてしまったり、たまにはと思って納期を一日超えたり、一度ならともかく複数回続くとそれっきり仕事が来なくなるなんてのは当然です。

 

 

相手の立場になって、どういう外注であれば仕事を振りやすいか?

 

想像力を持って臨みましょう。

 

 

でも、決して相手にへりくだりすぎる必要はありません。むやみに恐縮しすぎるのはなめられますし、逆に鬱陶しく感じられる場合もあります。

 

腰が程々に低いのは構いませんが、プライドを失うほどの姿勢を見せる必要は全くありません(笑

 

発注された仕事に全力で応え、その結果信頼感を得て次へ繋がっていく・・・その循環を粛々と続ければいいんです。

 

 

小難しく考えだすとキリのない話ですが、人間相手に真っ当な付き合いをすればいいと考えれば楽になるんじゃないでしょうか?

 

さいごに、

 

イラストレーター 孤独 死ぬな!

 

会社から独立してフリーランスや個人事業主としてやっていくと、だんだん一人の時間が増えていくと思います。

 

他人との接触はクライアントからのメールだけ・・・なんて状況も、一人暮らしの場合は少なくないんじゃないでしょうか?

 

 

極端に人との接触が減ると、やっぱりいい影響はありません。

 

 

むしろそれを回避するために週に1~2日どこかの会社で業務委託の仕事をする・・・なんてのも、気分転換にもなっていいかもしれませんね。

 

会社を独立して個人事業主になると、自分で収入の『道』を選べます。やりようによっては、いくらでもその『道』の本数を増やせます

 

ただ、人を介して仕事をさせてもらっているという基本的なことを疎かにすると・・・一気にしっぺ返しが来たりします。

 

 

【クリエイター】という聞こえのいい言葉に慢心せず、常識的な目線と態度をいつでも見失わずに進めていきましょう。

 

むしろ、しっかりと常識のあることで『他のクリエイターとは違う!』と相手に思わせたら、のちのちかなり有利になるはずですよ?(笑

 


 

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ABOUTこの記事をかいた人

hashiken

create archives(クリエイト アーカイブス)代表、アートディレクター。 千葉県柏の葉のKOILを拠点としている。かつては漫画家を目指し活動、のち遊技機やスマホゲームの制作に従事。キャラクターデザインやアートディレクションなど、多数の作品を手掛ける。 2015年独立、【コンテアニメ工房】を立ち上げ自身の事業をスタートさせる。個人向けのフルオーダーメイド映像・画像商品や、法人向けweb用各種コンテンツの受注制作など幅広く展開中。