いよいよラスボス般若の登場である。
史上2人目のファイナリストは、崇勲。
1stBattle。
T-PABLOWを「出せR-指定 俺はそこでラップしてえ だけだぜBaby」一撃クリティカル。
2ndBattle。
DOTAMA戦だ。「タカシにヒロシ タカシじゃねえやタカコにヒロシ俺の両親 馬鹿にはさせねぇ」
と、両親の名前を韻を踏むためか間違えていた事態に、DOTAMAおもわず微笑む。
3rdBattle。
CHICO CARLITO戦。
「しっかりと響かせに来た24/7 不甲斐ないデブがHell or Heaven」
4thBattle。
R-指定とのバトル。
ついつい見た目をディスりたくなる強力な見た目のせいか、R-指定も見た目をディスってしまって、
「DEARママ 俺が泡になる訳ないから」
ってフレーズを引き出してしまう。
圧倒的な存在感で、勝ち抜いてきた。
そしてFINALBATTLE。
ラスボス般若の登場。
「テメェ ブルってんじゃねーぞ! この野郎! 俺と勝負しろ!」
の般若の声が挟み込まれる。
この時点では、崇勲に向けて言ったかのようにミスリードしているのだが、これが後から違った意味を持つ衝撃の爆弾発言だったと判明するのだ。
Zebrraの「どうですか?」の問いに、
般若「うん」と寡黙に返す。
次に崇勲に同じ質問。
崇勲も「うん」と返す。
おおおお、こいつ只者じゃない感で盛り上がる。
バトル開始。
「嫌いじゃないよ崇勲 初めましてだけど
楽しい時間ってのは終わるんだ この数分」
“般若が自分の方向に引き込む感じのローテンションから”はじめる。
崇勲は、返す。
「俺は腹黒じゃねぇしっかりと内面すべて晒してるぜ」
そうなのだ。
崇勲の強さは、全部内面を晒している姿だ。
いままで、何を言われても動じず、どストレートにすべてを晒してきた。
今回も、般若の持つ圧倒的な圧の中、
「俺は俺のスタイル貫くだけ」
の宣言どおり、どストレートに返していった。
だが、この後!
「ヒロシとかタカシとか両親の名前すらも覚えてないようなヤツに
ガタガタ言わせる筋合いはねぇんだよ」
前回のDOTAMA戦でのことを持ち出してディスる般若。
これにも、
「だから俺はVERSE小節無駄にしたってヒロシタカシをしっかり言い直した」
とまっすぐに返すのだが、この後。
「俺の……」
言葉が止まるのだ。
すぐ持ち直して、
「緊張しちまうよだけど仕方ねぇ」
と続ける。
どれだけ般若圧高いんだ!
いや、「ヒロシとタカシ」ネタのあと「俺はオヤジはいねぇから」と語った般若のリアルストーリー、崇勲はグッと気持ちを持って行かれたのか。…