ゲーム・オブ・スローンズは初めからたくさんの人物や用語が出てきて困惑するので、
ネタバレ無しでの予備知識として知っておくと理解が進むことを解説。
注意点
ゲーム・オブ・スローンズは、暴力・性・グロが生々しく描写されているのでその時点で苦手な人にはオススメしない。
どのへんが面白いのか?
日本の地上波なら絶対に放送されないような生々しい中世の世界観の描写。映画のような派手なアクションシーンは少ないがリアルで混沌な世界を描いているところに引き込まれる。
ファンタジーではあるが戦闘シーンなどは弓、剣、槍がメインで魔法などはあまり出てこず現実の戦争に近い。騙し騙されの駆け引きが多く、敗者は容赦なく死んでいくリアル。
ちなみに「ゲームオブ〜」とありますが、ゲーム派生とかではありません。(私は当初ゲームものだと思ってた)
世界観
イギリスっぽいウェスタロスという大陸の7つの王国の派遣争いの話。魔法、ファンタジー要素もあるが人間模様がメインなのでファンタジー苦手な人でもOK。ロード・オブ・ザ・リングよりは魔法要素が少なく(ほとんど魔法がでてこない)、より現実感のある世界観になっている。
七王国
紋章のある7つの名家。紋章のないサブ的な名家もいくつかある。
- スターク家 (物語開始時点でのメインポジション)
- バラシオン家 (王家)
- ラニスター家 (金持ち)
- アリン家 (異常に高いところにあるアイリー城)
- グレイジョイ家 (海賊のような集団。鉄諸島)
- タリー家 (リヴァーランドの豊かな土地)
- ターガリエン家 (元王族・狂王・ドラゴン)
それぞれに紋章と標語がある、スターク家ならば大狼(ダイアウルフ)の紋章と「冬来たる」という標語。(なんかかっこいい)
歴史的な何か
8000年前
- 北部から謎の異形の種族「ホワイト・ウォーカー」が攻めてくる
- 魔法によって作られた巨大な氷の壁で進行を防ぐ
- 壁を守る「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」の設立
数百年前
- ウェスタロス大陸の7つの国が群雄割拠
- ターガリエン家がドラゴンを従えて七王国を統一
十数年前
- 残虐な狂王エイリス・ターガリエンがやりたい放題
- バラシオン家、スターク家ら連合が反乱を起こして王エイリス殺害
- ロバート・バラシオンが新しい王になる
- ドラマの始まりはここから
用語的知識
壁
北部からの侵攻を防ぐ魔法的な防壁。異常にデカい氷の壁。冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)が守る。
冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)
罪人や世捨て人で構成された、壁を守る軍団。黒装束。生涯独身。脱走したら死刑。などの誓約を交わすかわりに、今までの罪などから逃れられる。
鉄の玉座
七王国の玉座。ターガリエン家が統一した時に倒した敵の剣を溶かして固めて作った玉座。鉄の玉座に座ることが七王国の王であることの証になる。
王の手
王国のNo.2で王の側近の呼称。王の不在時には王の代理を務める。
王の盾(キングス・ガード)
王を守るために命をかける立場。だがジェイミー・ラニスターは狂王エイリスの王の盾でありながら王を殺害したことで、通称「王殺し(キングスレイヤー)」と呼ばれる。
落とし子
身分の高い人が正妻でない女性に産ませた子。ジョン・スノウはエダード・スタークの落とし子。落とし子は正当な後継者ではないため迫害を受けがち。
最初に知っておきたい人間関係
物語のはじめはスターク家中心で進む。領主であるエダード・スタークは子が5人(ロブ、サンサ、アリア、ブラン、リコン)。男子は3人でブランとリコンはまだ小さい。
同年代の立派な青年が3人登場するが、ロブ・スタークが正統な後継者。ジョン・スノウは腹違いの子(落とし子)でロブとは仲が良いが、母親から疎まれて辛い思いをしている。シオンはスターク家で育った人質。グレイジョイ家の後継者でスターク家の人間ではない。(ただしエダードは人質のシオンを他の子たちと同様に育てており兄弟同然)
複雑な人間関係が今後の見どころ。女子力の高い長女サンサと、男勝りなアリアの数奇な運命にも注目。
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