スズキが販売する車種で燃費性能を算出する際の基となるデータを法令と異なる方法で算出していた可能性があることが18日、明らかになった。スズキの鈴木修会長が同日午後、国土交通省を訪れて報告する。三菱自動車による燃費不正問題を受け、国交省が自動車メーカー各社に対して、同様の不正がないか18日までに報告するよう求めていた。
スズキは国交省の要請を受けて社内で燃費不正や、燃費性能を算出する際の基となるデータの測定方法が法令に適合しているかを調査してきた。調査の過程で測定方法に関して不備がある可能性が判明したため、国交省に報告する。
国交省は18日、三菱自に対しても改めて燃費不正の報告を求めている。三菱自は4月20日、「eKワゴン」など軽4車種で燃費の不正があったと発表した。