佐藤靖
2016年5月18日08時37分
「くしろチューリップ&花フェア」が近く開かれる北海道釧路市の鶴ケ岱(つるがだい)公園で、約500本のチューリップがエゾシカに食い荒らされた。公園は住宅地の中にあり、関係者は驚いている。
同公園には約1万4300本のチューリップが植えられ、28~29日にフェアが開かれる。昨年のフェアには約3万8千人が訪れた。
フェアを主催する「釧路チューリップフェア実行委員会」によると、今月6日にチューリップの新芽が食べられているのが見つかり、花壇にエゾシカが侵入した跡があった。エゾシカの食害はこれまでなかったといい、釧路市公園緑化協会が新たに植え替えた。
実行委は花壇の近くにラジオを置いて24時間音を出し、エゾシカが花壇に入らないようにしているという。(佐藤靖)
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朝日新聞社会部
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