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 米ホワイトハウスのローズ大統領副補佐官は17日、ワシントンで講演し、オバマ米大統領が今月下旬に広島を訪れた際に述べる所感について「広島が経験した悲惨な戦争による、とてつもない犠牲についても振り返るだろう」と述べた。

 米政権はオバマ氏が広島を訪問する際、原爆投下について謝罪はしない考えを明確にしている。その一方で、原爆投下が引き起こした悲惨な結果に触れることで、核軍縮の必要性を強調するメッセージとする狙いがあるとみられる。

 オバマ氏側近のローズ氏はオバマ政権で大統領に外交の助言をする中心人物で、スピーチライターも務める。米キューバ国交回復でも約1年半の秘密交渉を担うなどオバマ氏の信任がとりわけ厚い。

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