大阪市の橋下徹市長は25日、市が水道水をペットボトルに詰めて販売している「ほんまや」の製造を中止する意向を明らかにした。ほんまやは市水道局が水質向上をPRするため2007年から販売していたが、橋下市長は同日報道陣に、「世の中にミネラルウオーターはごまんと出回っている。市が税金で水道水を売る必要もPRする必要もない」と話した。
平松邦夫前市長は市が水ビジネスを国際展開する狙いでほんまやを海外でもPRしていた。橋下市長はほんまやの製造からは撤退する一方、シンガポール政府との技術提携に向けた協議など、水ビジネスの海外展開は継続する考えも示した。
ほんまやは500ミリリットル100円で、地下鉄駅の売店など市の関連施設を中心に販売。累計販売数は100万本を超えているが、事業は赤字が続いていた。11年5月には自治体が製造・販売する飲料水として初めて国際的な食品品評会「モンドセレクション」の飲料水部門で「最高金賞」に次ぐ「金賞」を受賞した。