息子と一緒の登下校も、慣れてきた私。
この地域は集団登校ではない。
けど、朝も帰りも、たいてい同じような顔ぶれを見かけることになる。
全然知らない子たちだけど、なんとなく顔なじみになってきた。
通学路で、一部とても狭い道がある。
そこに車が来ると、ふらふら歩く小学生は、とても危ない。
特に雨の日なんかは、傘をさしていて、みんな全然前を見ていない。
私;
「みんな~!車が来たよ!端っこに寄って~!ほらほら、後ろから車が来てるよ~!」
みんな;
ゾロゾロゾロ。
なんとなくみんなのお世話もする感じに。
昇降口で、息子と同じクラスの子たちとも、毎朝なんとなく顔を合わせる。
尊敬する医師 の教えを守って、明るくさっぱり挨拶しているうちに、子どもたちも、だんだん私に慣れてきた。
「息子くんのお母さん~、私、朝おなかが痛かったの~」
「あらら、もう良くなったの?」
「息子くんのお母さん~、レインコートがしまえない~、手伝って~!」
「ん?どこにしまいたいの?」
帰り道、(帰りも集団下校ではない。)同じ方向の子たちと、なんとなく一緒になる。
「あのねぇ、オレんちはねぇ、あの坂のところ~」
「あ、そうなんだ~。うちはこの右だよ、バイバイ」
「歯がグラグラしてるんだ~」
「お!大人の歯が生えるね~」
みんなのお母さんみたいだ。
そんな中・・・
「息子くんのお母さん、息子くんは、いつになったら、私たちと帰れるの?」
!
おお!
息子と一緒に帰ってくれようとする女の子がいるなんて!
嬉しいな~!