松山、1000万ドル突破!コボスタ宮城に松山シートで被災児童招待
松山英樹(24)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算9アンダーの7位。通算3勝目こそ逃したが、日本男子2人目の米ツアー生涯獲得賞金1000万ドル突破を達成した。今年からプロ野球楽天の本拠地・コボスタ宮城に“松山シート”を設け、東日本大震災の被災者を招待していることも分かった。ジェーソン・デー(28)=豪州=が15アンダーで今季3勝目、通算10勝目。
松山が新たな勲章を手にした。“第5のメジャー”と呼ばれる大会での通算3勝目はお預け。それでも今季5度目のトップ10となる7位に入った。生涯獲得賞金は日本男子2人目の大台突破となる1014万6704ドル(約11億526万円)。73試合での到達は日本男子最速で、米ツアー歴代でも154人目の快挙だ。「この位置(優勝争い)でしか分からないことがある。練習して少しでも上達できるよう、今からでも考えてやっていけたら」と前を向いた。
1番でボギー、3番では2メートルのパットが外れ痛恨のダブルボギー。最終日に2打差3位から逆転を狙った4月のマスターズと同じく序盤に崩れ「悔しい。悪いところが全て出た感じ。緊張しても崩れないショットをつくることが重要」と大観衆の重圧の影響を認めた。
米ツアー本格参戦3年目で、名実とも日本を代表するプロゴルファーとなった。関係者によると、東北の被災地支援のため自身が設けたイーグル・バーディー基金(1バーディーごとに1万円、1イーグルで2万円を積み立て)で、今年から楽天の本拠地・コボスタ宮城のバックネット裏指定席2席を年間契約。「スポーツに喜びを感じてほしい」と東日本大震災で被災した児童を毎試合招待している。震災から5年が過ぎても、大学4年間を過ごした“第二の故郷”への思いは強いままだ。
この日も帽子に熊本地震の被災地へのメッセージ入り缶バッジをつけてラウンド。「悪くても下を向かず、頑張って歩いたつもり」。不屈のプレーで被災地へ勇気を送った。次戦は2年前に初優勝したメモリアル・トーナメント(6月2日開幕)。日本中の期待を背負って戦い続ける。