日産ディーゼル車に排ガス不正、韓国で指摘=VWに次ぎ世界で2例目

日産ディーゼル車に排ガス不正、韓国で指摘=VWに次ぎ世界で2例目

 韓国環境部(省に相当)は16日、韓国で販売された日産自動車のディーゼルSUV(多目的車)である「キャシュカイ」(デュアリス)が排気ガス装置を不正に操作し、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)を認証基準の20倍以上の濃度で排出していたことが分かったと発表した。ディーゼル車の排気ガス操作が明らかになるのは、昨年9月に米環境保護庁(EPA)が調査を行ったフォルクスワーゲンの車両に続き、世界的に2例目となる。

 環境部は韓国で販売されているディーゼル車20車種を対象に昨年12月から先月まで排気ガス検査を実施した。その結果、BMWを除く19車種で公道を走行時に認証基準の1.6-20.8倍のNOxを排出していることが分かった。調査対象20車種はいずれも新環境基準「ユーロ6」に対応して発売された車種だ。フォルクスワーゲン問題が発端となったディーゼル車排気ガス不正問題が韓国でも事実と確認された格好だ。

 環境部の調べで、NOxの排出量超過が最大の20.8倍に達した日産キャシュカイは、正常な運転環境でも「排気ガス再循環装置(EGR)」の作動が止まり、NOxが過多排出されるようにシステムが設定されていた。このため、環境部は問題の車両を輸入、販売した韓国日産に課徴金3億3000万ウォン(約3050万円)の支払いと販売停止を明じ、同社を刑事告発することを決めた。昨年11月からこれまでに販売された814台については、リコール(回収・無償修理)を命じる方針だ。

 環境部は「日産キャシュカイは、フォルクスワーゲンのように燃費を高めるために排気ガス低減装置を操作したとみられる」と指摘した。キャシュカイは最近、欧州で毎月1万7000台が売れ、欧州で販売上位20車種に入る人気モデルだ。このため、欧州にもリコールが拡大するとみられる。

 NOx排出量が基準を超えた他の車種もメーカーの自主的なリコールなどが相次ぐ見通しだ。環境部は排出量の超過率がキャシュカイに次ぐ17倍に達したルノーサムスンのQM3についても、販売済みの約6500台に対する自主的なリコールを実施し、排気ガス低減装置の改善を行うよう求めた。残る17車種、8万台余りについても、自主的リコールの実施を求める方向で検討している。

パク・ウンホ記者 , 孫章薫(ソン・ジャンフン)記者
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