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【衆院予算委】
民進党、審議より政権批判 参院選にらみ経済、保育などで追及 安倍首相も憤慨
平成28年度補正予算案を審議した16日の衆院予算委員会で、民進党は熊本地震対応より安倍晋三政権批判に終始した。夏の参院選に向けて政権に打撃を与えようという思惑からだ。質疑では、民進党の山尾志桜里政調会長が「男尊女卑政権」と発言し、安倍首相の怒りを買う場面もみられたが、追及は空回りが目立った。
日本は「落第生」
「党首同士で議論して、はぐらかしばかりというのは極めて残念だ」
民進党の岡田克也代表は予算委での質問後、記者団にこう述べ、首相の答弁ぶりを批判した。この日の衆院予算委に続く17日の参院予算委、18日の党首討論は、野党にとって今国会最後の見せ場となるだけに、何とか政権にダメージを与えたいという焦りがにじむ。
岡田氏は質疑で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を追及。日本の経済成長率は低いと指摘し、「落第生の日本が財政出動しなきゃいけないと騒いでいる」と批判した。さらに岡田氏は「国民の大半が景気回復を実感していない。安全保障法制にエネルギーをつぎ込んで経済がおざなりになった」と、批判の矛先を安全保障にも向けた。
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