コーヒー店チェーンのスターバックスコーヒージャパン(東京)は16日、神戸市が神戸港開港150年を控え再整備を計画するメリケンパーク(同市中央区)に出店すると発表した。開店は2017年4月を予定し、店舗面積は西日本最大級の約360平方メートル。自治体の公園への出店は関西初とし、にぎわいづくりが期待される。
神戸市は同パークで遊歩道の整備や芝生化を計画し、商業施設の誘致も進めている。同社は同市内で21店舗を出店。北野の異人館(国登録有形文化財)を店舗に活用するなど神戸の魅力を生かした展開を進めており、港の活性化に協力しようと出店を決めた。
新店「神戸メリケンパーク店」は、神戸海洋博物館の南側で、海際の風景が望める場所に立地。店内80席とテラス50席で、営業は午前8時~午後10時を予定する。
同日、神戸市役所で記者会見した関根純最高経営責任者(CEO)は「公園での出店という機会を市にいただけた。神戸港をクルーズしているような気分でコーヒーを楽しんでもらえれば」と話した。(黒田耕司)
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