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CindⅢ site

Hallo mein name ist Cyndi

世界を牛耳っているのはアイスクリームである

雑談
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やる気が出ないとき。

体調が悪くて、本調子が出ないとき。

ストレスが溜まったとき。

物の見方を変えたりする程度でうまくいく物事って、実はそんなに多くない。

 

そんなとき、好きなものを食べて気分転換をしたり、好きな食べ物をご褒美に設定することでその場を乗り切る人はなかなか多いのではないだろうか。

 

わたしは女子大出身の24歳女性だ。

女子力は圧倒的に不足しているが、学生時代はそれなりにキャピキャピしてきた。

スマートニュースでMERYも読むし、コーヒーチェーンの新商品は気になるし、Instagramではネイリストのアカウントをいくつもフォローして眺めている。

そして、とにかくスイーツが好きだ。特にアイスが好きだ。

 

内部要因としてのアイスクリーム 

5月も後半である。

気温も湿度も上がり、過ごしづらいくらいの日も増えてきた。

体調を崩して寝床に突っ伏し、食欲不振に悩む日が増えた。

 

そんな時にも「これなら食べられるかな」と思えるものが、アイスだ。

わたしの家には風邪を引いたらスーパーカップ超バニラを食べれば治るという言い伝えがあり、実際にわたしはそれで風邪が治る体質になってしまった。

 

やる気が出ないとき。

体調が悪くて、本調子が出ないとき。

ストレスが溜まったとき。

わたしはそんなとき、いつでもアイスを食べる。

他のものでも得られる血糖値の上昇とは明らかに異なるエネルギーをもらえる。

 

わたしはアイスクリームによって動かされているのではないか。

冷たいお菓子というものは、ガソリンを超える燃料なのではないか。

 

外部要因としてのアイスクリーム 

内部要因ではなく外部要因としてはどうか。

わたしは、アイスクリームに指図され、アイスクリームが存在することによって動かされている人間なのではないか。

限定のアイスクリームを見るたびにそれをカゴに入れ実食する。情報をシェアし、アイスクリームが日本中……いや、世界中に広がる。

 

昨日は三重県に住む友人からしるこサンドアイスたるものの写真が送られてきた。

発売当初は都内でなかなか見かけることができず、食べるタイミングを失ってしまったものだ。

nlab.itmedia.co.jp

彼からの情報により、わたしは再びしるこサンドアイスへの情熱を得た。

現地でももう発売は終了しているものだと思い込んでいたのだ。

たまたまわたしは今週末に名古屋を訪れる。

その際にひとつ買うものが決まった。

 

20代女子がアイスクリームにかける情熱、そしてそれが日本経済に与える効果は、きっと馬鹿にできるものではないはずだ。

 

アイスクリームに支配される世界 

春はラクトアイス。やうやう激しくなるアイス類のケーキ化に心を踊らせ期間限定のフレーバーを口にし、さくら味の是非を問う毎年恒例のディスカッションなどをBGMに、氷の粒をとかしたり。

夏は氷菓。気温の上昇に比例した氷の価値の上昇はさらなり、アイスボックスに炭酸飲料を入れるなどのライフハックを試し、駅から自宅までの徒歩10分の間にあるコンビニエンスストアにお布施をするもガリガリ君は当たらず。ガツン!とみかんがあっという間にとけるもをかし。

秋はアイスミルク。夏の氷菓とことなる舌触りを求めるに、乳脂肪の優しさに恋しくなりゆく人肌のあたたかさを重ね、こたつを出すなどして、シチュエーションにもこだわる必死さあはれなり。栗とかぼちゃとさつまいもの無限ループに辟易するもすべて食したり。

冬はアイスクリーム。ハーゲンダッツの定番シリーズは言ふべきにもあらず、ピノ、パルム、近頃はセブンイレブンオリジナルのアイスバーらも乳脂肪分が基準に達し、いとつきづきし。こたつの中で寒いとつぶやきながらアイスクリームを口に入れ、ひとたび寒いとつぶやきたると、その矛盾を幸福感が包みたり。インフルエンザで外に出られぬ間にアイスクリームの切れた冷凍庫はわろし。

 

このように、我々は1年を通してアイスクリーム(広義)の魅力に取り憑かれている。

冬の間はどうしてもアイスクリームの価値を忘れてしまう人間も多い。が、衣替えをし、シャワーを浴びる回数が増えると、我々の心の中のアイスクリーム探究心は雨後のたけのこのようにニョキニョキと姿を現すのだ。

 

以前、気温がぐっと上がった日に、セブンイレブンのアイスコーナーに現れたティラミス氷の記事を書いた。

cind-three.hatenablog.com

 

ただアイスを食べただけのこの記事は100を超えるはてなブックマークを記録し、一時期は「ティラミス氷」で検索すると上から三番目に表示された。

この記事を投稿してから数日間、わたしのTwitterのタイムラインではティラミス氷の写真が頻出した。一緒に購入した他のアイスも合わせて、タイムラインはアイスだらけになった。SNSがアイスに支配される瞬間をこの目で見てしまった。

 

そして昨日、こんなアンケートを行った。

得票数が少ないが、目を瞑っていただきたい。

 

アイスクリームはフリーメイソンを超えた。

 

フリーメイソンは信仰を持たない人間や、女性の加入を禁止しているらしい。

もう我々にそのような制限は必要ない。

アイスクリームは知覚過敏の人間を排除しない。

 

アイスクリームが訴える"NO BORDER" 

世界を牛耳るアイスクリーム。

氷菓・ラクトアイス・アイスミルク・アイスクリームがごちゃまぜになってコンビニのアイスコーナーに配置されているのは、アイスクリームが静かに訴える新時代の「NO BORDER」なのかもしれない。

 

 

 

Cyndi.