© 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
リゼロ第7話、サブタイは「ナツキ・スバルのリスタート」です。
絶望的な状況ながらも必死に抗うスバルが下した決断とは。めちゃくちゃ面白かったです。
以下ネタバレ含む考察・感想です。(今回あらすじは省略です。)
情報を整理
色々と明らかになった点があるので、重要だと思われる情報の整理をしてみます。
レムの動機
なぜレムがスバルを殺そうとしていたのかについて、冒頭でレム自身の口から明らかになりました。
スバルをエミリアの敵陣営からのスパイ、あるいは”魔女教の者”だと疑ったゆえに殺そうとしたようです。
スパイについてはスバルの動きが怪しかったから、”魔女教”についてはスバルから魔女の匂いがしたからそう疑ったようですね。
死に戻りは誰にも話せない
レムに殺されてしまったスバルは再び死に戻りました。
そしてついに、エミリアに自身の死に戻りについて話そうとしますが、その途端謎の黒いモヤに包まれ、黒い手に襲われてしまいました。
どうやら、スバルは死に戻りについて誰かに話そうとすると、この謎の黒い手に現れるようです。つまりは誰にもループするという自身の状況を説明できないということですね。
スバルが生き残るとレムが衰弱死
これまで屋敷の4日目の夜に死んでしまっていたスバルですが、今回は出来るだけエミリア達との関係を絶ち、そしてベアトリスの書庫に篭もることで生き延びることが出来ました。
しかし、5日目の朝、そこには衰弱死しているレムの姿が。
どうやらスバルが生き残ると代わりにレムが衰弱死してしまうという状況のようです。
スバルの目標
一応スバルが生き残るという点では成功した今回ですが、スバルが目指すのは”関係者全員の生存”のようです。
以上を踏まえて、気になった点について考察してみたいと思います。
気になった点の考察
魔女の匂い
レムに殺意が芽生えるほどの疑いをもたらした原因であるところのスバルの”魔女の匂い”。
この世界で言う”魔女”とは嫉妬の魔女を指すようです。
スバルの居室にベアトリスが訪れた際に、彼女はスバルの魔女の匂いが濃くなっていると言っていました。
ベアトリスとスバルが出会ってから再び会うこの時までに、スバルの身に起こったことと言えば謎の黒い手に襲われたこと。黒い手の出現によって、魔女の匂いが強くなったということでしょう。
これらのことから、スバルの死に戻りの能力には魔女(=嫉妬の魔女)が大きく関係していると考えられますね。
というか、死に戻りという言わば一種の呪いをスバルにかけたのが嫉妬の魔女ということなのでしょうね。
嫉妬の魔女の正体についてはまだまだわかりませんが、ラム達は魔女(教)に深い因縁があるようです。
スバルを殺したのは
この第7話で、屋敷に住む者全員が人を殺せるだけの能力があることが判明しました。恐ろしい屋敷だ!
今回、スバルがラムから魔法で攻撃を受けた時、彼は屋敷での2回目の死、すなわち夜中まで起きていたら体調が悪くなって部屋から出たところで殺されたのを思い出していました。
あの時スバルは腕を切断されてしまったわけですが、それは魔法によるものだったということですね。
この回想をそのまま受け取ると、まるであの時スバルを殺したのはラムだったかのようにも思えてしまいますが、実際にあの時スバルを殺したのはレムだったのだと思います。
この切り裂く魔法をレムも使えるというのはこの第7話冒頭でも示されていますし、なにより鎖を引きずる音がありましたので。(ラムも鉄球的な武器を使う可能性もありますけどね。)
衰弱死
スバルが屋敷で生き残った結果、その代わりレムが衰弱死してしまいました。
一体この衰弱死はなんなのか。
このロズワール邸での悲壮的な状況を全員無事切り抜けるための一番のポイントがこの衰弱死です。
なぜなら、スバルが自殺した今回のループですが、もしレムが衰弱死しなければ、ラムはスバルを攻撃するはずもありませんし、結果全員が生き残っていたはずだからです。
レムの衰弱死の原因として私が真っ先に思いついたのは、レムがスバルに呪術をかけたけど、今回はベアトリスがスバルを保護していたためにレムに呪術が返ってきたのでは? というもの。
ですが今回、スバルはほとんどエミリア達との関係を絶っていた様子ですし、苦しむ自分の両手を握っていてくれたのはラム・レムだと考えたように、彼女たちとの関係は決して悪いものではありませんでした。つまりスバルに呪術をかけようとする理由がそもそもないのです。
ということは、レムはスバルとは無関係に衰弱死したのでしょうか?
もしそうなら、屋敷内にレムを殺そうとする者がいるとは思えませんし、それこそ病気という可能性が高まってきますが…。
しかし、ロズワールが呪術よりの手法だと言っていることから考えても、誰かが呪術によって衰弱死させてるとしか思えないんですよね。
うーん。
結局よくわかりませんでした。
死に戻ったスバルが一番どうにかすべきことは、この衰弱死です。これにスバルがどう対処していくのか、来週が楽しみですね。
長くなっちゃったので考察はこの辺で!
全体の感想
この第7話、めちゃくちゃ面白かったです。
これまで以上に絶望的な状況に直面するスバル。
冒頭のスバルの叫びで泣きそうになってしまいました。
これまで何度もループを繰り返してきて、自分しか覚えていないという理不尽な状況でもひたむきに頑張ってきたわけですが、そんな彼に突き付けられたのはなんとも惨憺たる現実です。
心折れるのも無理は無いです。
しかしそんな状況でも、最終的には自分のしたいことを自覚し、自分の理想を追い求める。
そして最後のあの決断。
思わず見入ってしまいました。
ホント良いアニメだなーと思います。
来週が待ち遠しいです!
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